恋句指南
Listen now
Description
動物園勤務の崎山風太は、月一回、俳句講座に通っている。俳号は名前の風太からとって「風来坊」。風太が俳句を学ぶ目的は、俳句の先生・横西友菜に俳句で告白すること。そして毎回「恋の句」を作っては、上手くあしらわれている。 季節は巡って夏。風太は「季語を考える」という友菜からの課題と格闘し、ついに渾身の一句を思いつく。果たして風太の恋の句は友菜のハートを射止めるのか!?
More Episodes
Published 04/27/24
※作中にアラート音の表現があります。  昼下がりの平穏な時間。30代のその夫婦は、おやつに妻の作ったまんじゅうを食べている。夫はまんじゅうを見て、ふと、妻に問いかける。「まんじゅうの皮は、脳の外側にあり理性と司る『大脳新皮質』に似ている。中のあんこは、本能を司る脳の『大脳辺縁系』。人間の本質は『皮=理性』か、『あんこ=本能』か、どっちだろう?」平穏な時間を破る緊急アラート。夫婦の会話を、ほの暗い影が侵食していく。
Published 04/27/24
富岡舜(22)は小さな美容院をはじめるが、人と話すのが苦手。客はほとんどこない。そこに、突然の雨の中、中学生になったばかりの少女、神谷百合杏(13)が訪れる。「ヘアドネーションの看板をみて」やってきたのだ。百合杏が語る<雨の記憶>、亡き姉への想いに、そっと耳を傾ける舜。 ふたりの不器用な若者の彼らなりの生き方、社会への優しさのあらわし方、きいてください。
Published 04/19/24