Episodes
Published 04/27/24
※作中にアラート音の表現があります。  昼下がりの平穏な時間。30代のその夫婦は、おやつに妻の作ったまんじゅうを食べている。夫はまんじゅうを見て、ふと、妻に問いかける。「まんじゅうの皮は、脳の外側にあり理性と司る『大脳新皮質』に似ている。中のあんこは、本能を司る脳の『大脳辺縁系』。人間の本質は『皮=理性』か、『あんこ=本能』か、どっちだろう?」平穏な時間を破る緊急アラート。夫婦の会話を、ほの暗い影が侵食していく。
Published 04/27/24
富岡舜(22)は小さな美容院をはじめるが、人と話すのが苦手。客はほとんどこない。そこに、突然の雨の中、中学生になったばかりの少女、神谷百合杏(13)が訪れる。「ヘアドネーションの看板をみて」やってきたのだ。百合杏が語る<雨の記憶>、亡き姉への想いに、そっと耳を傾ける舜。 ふたりの不器用な若者の彼らなりの生き方、社会への優しさのあらわし方、きいてください。
Published 04/19/24
新川望実、二児の母親。 協力的な夫とは良好な関係もありながら、子どもたちとのお風呂タイムはまさに戦。まるで嵐のよう。 そんな彼女に訪れる意外な救い手とは…。 家族の愛と笑いが交差する、温かなストーリーが幕を開ける。 今回の『ラジドラBOX』は、フェリシモのインナーブランド「フラフィール」とのタイアップでお送りします。 このドラマは、フラフィールの商品「着るバスタオル」に寄せられた実際のお声をヒントに制作されました。 あなたのお声をフェリシモ「実は話」https://feli.jp/s/fl_jbk/ へお聞かせください。
Published 04/05/24
四十歳、尾崎里美。 きれいでいるためには我慢は付きものと自らを縛り続けていた。 ジムのインストラクター香織の言葉に触れ、年齢や社会の当たり前にとらわれず、自由に生きるしあわせを知る。 真のうつくしさを探求する里美の笑顔のわけとは…? 今回の『ラジドラBOX』は、フェリシモのインナーブランド「フラフィール」とのタイアップでお送りします。 このドラマは、フラフィールの商品「誰でもフィット」に寄せられた実際のお声をヒントに制作されました。 あなたのお声をフェリシモ「実は話」https://feli.jp/s/fl_jbd/ へお聞かせください。
Published 03/29/24
食品メーカーで働く桜沢まなみ。 見た目もキャリアも充実させたい彼女が悩む“かわいい”の言葉。 ライバルや上司との葛藤と成長に心打たれる物語。 そんな彼女が見つける、自分らしいかわいさとは…? 今回の『ラジドラBOX』は、フェリシモのインナーブランド「フラフィール」とのタイアップでお送りします。 このドラマは、フラフィールの商品「ハンサムインナー」に寄せられた実際のお声をヒントに制作されました。 あなたのお声をフェリシモ「実は話」https://feli.jp/s/fl_jbh/ へお聞かせください。
Published 03/22/24
大学のテニスサークル仲間、七海と莉子。 試合に勝つためには息を合わせなきゃ! なのに、抱える悩みは正反対。互いに相談できないまま気まずくなって…。 そんなふたりの仲を縮めたのは、まさかのアイテムだった!?  自分らしさに悩むあなたにも、きっと勇気をくれる物語。 今回の『ラジドラBOX』は、フェリシモのインナーブランド「フラフィール」とのタイアップでお送りします。 このドラマは、フラフィールの商品「フラットブラ」に寄せられた実際のお声をヒントに制作されました。 あなたのお声をフェリシモ「実は話」https://feli.jp/s/fl_jbf/ へお聞かせください。
Published 03/15/24
世に「タイパ」という言葉が現れてが久しいが、「時間をムダにしない」とは、 効率やスピードやムダの無さだけを言うのだろうか…。このドラマの主人公はタイパがすべてで、自身を「倍速の男」と豪語している。そんな彼が遭遇する奇妙な一日…それは「時間」という魔物から手痛い仕打ちを受ける悲喜劇だった。
Published 01/20/24
心配性で自分に自信が持てない樋内大介(30)。 会社では営業成績が伸びず悩んでいる。 ある日、取引先との接待でゴルフ場に向かうものの、当日の朝になってドタキャン。ゴルフ初心者の大介は、たったひとりでコースを回る羽目に。 大叩きした上に、林のなかにボールが入ってしまい、先が見通せないドッグレッグのロングホールで自暴自棄。 そんな大介に、キャディーの姫野桜子(34)は、いつも前向きでいる理由を打ち明ける。
Published 12/22/23
「元カノが夢に出て来た」という、上司の呟きを聞かされた。 相良晴日はあるプロ野球チームの球団職員。 上司の浅井はかつて、球界一の男前と言われていた元プロ野球選手。 昔も今もモテる浅井は晴日に、元カノについて軽く語る。 軽妙な浅井の語りと恋愛観。 平静を装う晴日だが、心の中では浅井への何かが順調に崩れていっていた。
Published 11/24/23
仕事を逃げ出してデパートの屋上遊園地にやってきた、冴えない営業マン・坂上健斗。オンボロメリーゴーランドに乗っていたのは、死んだはずの同級生・北村瞳だった。思わぬ再開を果たした健斗は、瞳と死ぬ前に約束した「またメリーゴーランドに乗る」ことを果たす。満足した瞳は無事に成仏し、健斗も日常に戻っていく。
Published 11/13/23
秋の寒い朝。一人暮らし社会人、有坂真綾の一日はある音で始まる。 アパート向かいの一軒家に住む女性、神崎綾芽が落ち葉を掃く箒の音と木枯らしが織り成すリズム。 彼女にいってきますを伝え仕事へと向かうのが毎朝の日課。近くのスーパーでばったり会った日にも、話し込んでしまうくらいのご近所さん。 ある朝、真綾がいつも通り仕事に向かおうと外に出ると、聴きなじみのある音色は聴こえず、風の音だけが耳に入ってきて……?
Published 10/30/23
おじいさんと小型犬のピコと大型犬のアキは、ともに長い年月を過ごしてきた。  そんなある日、突然おじいさんが亡くなって2匹は家の中に取り残されてしまう。  人間たちに発見され、明日は保健所の人が保護に来るという。2匹の犬たちは……
Published 10/13/23
夏目漱石先生が、すき。違う。だいすき。 違う。だいだいだいだい、だあいすき!! 今年(2023)は、先生、生誕百五十六年。 没後、百七年。ぜんぜんメモリアルイヤー ではない。かまうもんか。 わたしは、先生に、あいたい。 デートに誘った。「一時間だけ、神楽坂で」 え? まさかの、オッケー?! 夏目先生と、デートする。真夏の神楽坂で。 もう、しんでも、いい、かな。
Published 08/25/23
気弱で母親に反抗できない一人っ子の月野小絵(さえ)。相談相手はペンギンのぬいぐるみミコだけだった。ミコに自分で声を当てて、「対話」するのが日課。ある日、いつも通り相談していたら、ミコが突然自分の意思をもって話しだす。ちょうど今、進学について母親とけじめをつけなければならない時期に差し掛かっている。ミコは小絵に「ケンカの作法」を教え、それを実行すると……。ミコはいったい何者なのか? 答えはラジドラBOXにて
Published 08/11/23
動物園勤務の崎山風太は、月一回、俳句講座に通っている。俳号は名前の風太からとって「風来坊」。風太が俳句を学ぶ目的は、俳句の先生・横西友菜に俳句で告白すること。そして毎回「恋の句」を作っては、上手くあしらわれている。 季節は巡って夏。風太は「季語を考える」という友菜からの課題と格闘し、ついに渾身の一句を思いつく。果たして風太の恋の句は友菜のハートを射止めるのか!?
Published 07/30/23
大学生のみゆきは憧れの男子レイくんと念願叶って恋人同士に。だが手をつないだ瞬間、なんと蛙になってしまった。これは両想いになった途端、相手が嫌になるという蛙化現象? いや、みゆきは本当に本物の蛙になってしまったのだ。レイくんから蛙の姿を気持ち悪がられ、人間に戻りたいと途方に暮れたみゆき。そのとき、みゆきが少し前に蛙化現象で振ってしまった元カレ、下戸が現れる。下戸はなぜか蛙がみゆきだと気づき…?
Published 07/24/23
中田勇気の高校時代の親友は“ゆき”という名の女の子だった。 金髪で黄色いベスパに乗るゆきは、みんなの憧れだった。 だから卒業の夜に「40歳になったら死ぬ」と言ったゆきを、中田は笑い飛ばした。 時は流れ、中田は40歳になった。 ふと、ゆきの言葉を思い出し、電話してみた。 「生きてるか?」 すると翌日、一人の女の子が訪ねてきた。 「本当に楽しくやってるか、確かめにきたの」 その女の子は、あの頃のゆきそのものだった。
Published 06/03/23
深夜の理科室に異界のモノが現れる――。 そんな噂を確かめるべく、深夜に居残っていた現実主義者の理科教師・宮前和人の前に現れたのは10年前に死んだ恋人・瑠伽だった。 自分が幽霊である自覚のない瑠伽に戸惑いながらも和人はかつての関係を取り戻すようなひと時を過ごすが、やがて瑠伽は自分が幽霊であると気づいてしまい……。
Published 05/26/23
「パオーンと一声鳴いたら見えたんだよ、汚い歯がさ」 有咲が気に入っている愛らしい多肉植物を、夫の春彦はアフリカゾウの歯にたとえるなどデリカシーのかけらもない。 唯一の癒やしは、恋人の門倉。共通の趣味はガーデニング。眺めのいいマンションに住み、お泊まりした朝のベーコンエッグ作りだって手慣れている。 そんな夫と恋人の間で揺れる有咲が、多肉植物の向こうに見た真実とは?
Published 04/28/23
理容師の姉妹で営む小さな理髪店に、常連客の宮田が来る。姉の栞里はでかけていて、妹の萌がカットを担当することに。萌は以前から宮田のことが気になっているものの、気持ちを伝えられずにいる。というのも宮田は栞里に思いを寄せているからだ。転勤で、今夜発つという宮田。栞里に会えないまま店を去る宮田に、萌は……。旅立ちの春に、それぞれの恋が交差するラブストーリー。
Published 04/21/23
島村(しまむら)芳樹(よしき)は、娘の玲奈(れいな)をすい臓がんで亡くした。10歳だった。 娘が亡くなった日から芳樹は見える世界が全てモノクロになった。 葬式が終わると妻の奈美は出て行った。 娘の玲奈と作った貝殻風鈴を毎日出しては音色を聞いた。音色に交じって玲奈の声が・・・。人と会うのも嫌になり在宅勤務。仕事のトラブルがやっと解決し外に出た。何かに導かれるように知らない道を歩いてゆくと見知らぬ一軒家に着いた。そこで・・・
Published 03/31/23
廃校になって10年、その小学校に取り残された消火器があった。所々錆びつき一度も噴射することもなくその生涯を終えようとしている。 何のために生まれてきたのか、自分はこの世の中に必要だったのか、消火器の人生は己に問いかけ続けた日々だった。 そんなある日、懐かしいカラスの弟分の帰郷ともに消火器の神経を逆なでる嫌な臭いが同時にやってきた。 人生のクライマックスにおとずれた大きなうねり、その煙は消火器の眠っていた本能に初めて火をつけるのだった。
Published 03/17/23
―あなたは「人生のマジック」を、体験したことがありますか?― 家にも学校にも居場所が無く、"とにかく死にたい女子高生"の未来は「身投げをする前に景気良く笑おう」と思い入った演芸場で、奇術師のアサッテ三世と出会う。 「死にたい」と言う未来に対して、アサッテ三世はどんなマジックを見せてくれるのか。 人生もマジックも、想像がつかないことの連続だ!
Published 02/23/23
酔っ払った持ち主に、冷蔵庫に入れられてしまった携帯電話。冷蔵庫ならすぐに見つけてもらえるはずだと期待する彼だが、すぐ横の缶ビールから、主が酔っ払ったとき以外ほとんど冷蔵庫を開けないことを聞かされる。中にいるのは色の変わったマヨネーズ、平成生まれの調味料・・・電池も少なくなっていく中、携帯電話は主の「できる事はやってみる」との言葉を思い出し、缶ビールの助けを借り、あかずの扉をあけさせようと奮闘するが・・・
Published 02/10/23