ケンカの作法
Listen now
Description
気弱で母親に反抗できない一人っ子の月野小絵(さえ)。相談相手はペンギンのぬいぐるみミコだけだった。ミコに自分で声を当てて、「対話」するのが日課。ある日、いつも通り相談していたら、ミコが突然自分の意思をもって話しだす。ちょうど今、進学について母親とけじめをつけなければならない時期に差し掛かっている。ミコは小絵に「ケンカの作法」を教え、それを実行すると……。ミコはいったい何者なのか? 答えはラジドラBOXにて
More Episodes
Published 04/27/24
※作中にアラート音の表現があります。  昼下がりの平穏な時間。30代のその夫婦は、おやつに妻の作ったまんじゅうを食べている。夫はまんじゅうを見て、ふと、妻に問いかける。「まんじゅうの皮は、脳の外側にあり理性と司る『大脳新皮質』に似ている。中のあんこは、本能を司る脳の『大脳辺縁系』。人間の本質は『皮=理性』か、『あんこ=本能』か、どっちだろう?」平穏な時間を破る緊急アラート。夫婦の会話を、ほの暗い影が侵食していく。
Published 04/27/24
富岡舜(22)は小さな美容院をはじめるが、人と話すのが苦手。客はほとんどこない。そこに、突然の雨の中、中学生になったばかりの少女、神谷百合杏(13)が訪れる。「ヘアドネーションの看板をみて」やってきたのだ。百合杏が語る<雨の記憶>、亡き姉への想いに、そっと耳を傾ける舜。 ふたりの不器用な若者の彼らなりの生き方、社会への優しさのあらわし方、きいてください。
Published 04/19/24