【トマス・アクィナス7】あなたもきっとページを開いてみたくなる?!トマスの冷静さと情熱が詰まった『神学大全』が実は誰でも読み始めやすい意外なワケを徹底解説!#57
Description
※今回、マイクの不備により通常より音質が悪い状態です。申し訳ありません。(イヤホンをつけずに聴いていただくと、少し聴きやすくなります)
トマス・アクィナス編の第7話です。
神・イエス・キリスト・人間のすべてを扱い、全巻で数十冊にも及ぶ『神学大全』は、壮大で華麗なゴシック建築にもたとえられます。
そのように聞くと「難しそう・・・」を思いがちですが、扱っているテーマの』中には、「富があれば幸せになれるのか?」など、私たちが生きて行くうえで興味をもてるものもたくさんあります。
また、この本の大きな特徴は、様々な問題がすべて「一定のリズム・パターン」で論じられていること。
そのため、この「リズム・パターン」さえわかってしまえば、自分が知りたいと思うテーマを選んでそこだけ読んでみることができるので、意外ととっつきやすい本だといえます。(本の始めからすべてを通読する必要はありません!)
トマスが生涯をかけて取り組んだ代表作を少しでも身近に感じてもらうために、『神学大全』がどんな内容なのかを解説していきます。
【目次】
0:00 フランス料理のコースを食べた後に家系ラーメンが出てきた話
5:43 壮大なゴシック建築にたとえられる『神学大全』は一定のビートを刻み続ける
14:23 2000回以上繰り返される「タイトル→異論→反対異論→主文→異論解答」のパターン
20:45 正反対の2つの意見を手品のように統合するトマスの手腕を体験しよう
34:14 富があれば幸せになれる?トマスが出した答えとは
【主な参考文献】
◎おすすめ参考文献
『トマス・アクィナス 肯定の哲学』山本 芳久
https://amzn.asia/d/4Zq68jC
『世界は善に満ちている: トマス・アクィナス哲学講義』山本 芳久
https://amzn.asia/d/9lOh4kZ
『トマス・アクィナス――理性と神秘』 (岩波新書) 山本 芳久
https://amzn.asia/d/3YvxnI4
『トマス・アクィナス』 (講談社学術文庫) 稲垣 良典
https://amzn.asia/d/dI7wW9F
◎その他の主要な参考文献
『聖トマス・アクィナス』 (ちくま学芸文庫) G.K.チェスタトン
https://amzn.asia/d/1uH1eSR
『トマス・アクィナス「神学大全」』 (講談社学術文庫) 稲垣 良典
https://amzn.asia/d/af8j4y1
『哲学の歴史〈第3巻〉神との対話―中世』
https://amzn.asia/d/fsNXwJC
『アウグスティヌスとトマス・アクィナス』 エティエンヌ・ジルソン, フィロテウス・ベーナー
https://amzn.asia/d/5njmmu0
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※哲学の専門家でも研究者でもない二人ですので、誤解や知識不足によって間違ったことを言ってしまうこともあると思います。その際は優しくご指摘いただけるとうれしいです。
【プロフィール】
■タッシー
高知県高知市出身。2006年~2018年までAqua Timezのドラマーとして活動。
バンド解散のタイミングで、1度きりの人生なんだから