Description
トマス・アクィナス編の第9話です。ここまで人間の感情、神の感情についてお話をしてきましたが、今回は、人間でもあり神でもある存在、イエス・キリストの感情を扱います。
舞台となるのは新約聖書に登場する「ゲッセマネのキリスト」と呼ばれる場面です。ユダによる裏切りにあい死に追いやられる少し前、イエスは自らの死を予感し、嘆き悲しみました。
自らの死を恐れるイエスの姿から見えてくるのは、弱さと強さを兼ね備えた人間の本質と、単なる「論理的思考」とはまったく異なる次元の理性の意義でした・・・。
イエスの姿と理性とがどうつながっていくのか?ぜひお楽しみください!
【目次】
0:00 人間と神の感情の話を終え、最後はイエス・キリストの感情に迫る!
6:37 死を前にして取り乱すイエス・キリストのリアルな姿
10:46 「本性としての意志」と「理性としての意志」
15:29 イエスが「人間の弱さ」を携える意義とは?
22:03 理性の真骨頂はロジカル・シンキングではない?!トマス解説からわかる「理性」の本当の意味
【主な参考文献】
◎おすすめ参考文献
『トマス・アクィナス 肯定の哲学』山本 芳久
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『世界は善に満ちている: トマス・アクィナス哲学講義』山本 芳久
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『トマス・アクィナス――理性と神秘』 (岩波新書) 山本 芳久
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『トマス・アクィナス』 (講談社学術文庫) 稲垣 良典
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◎その他の主要な参考文献
『聖トマス・アクィナス』 (ちくま学芸文庫) G.K.チェスタトン
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『トマス・アクィナス「神学大全」』 (講談社学術文庫) 稲垣 良典
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『哲学の歴史〈第3巻〉神との対話―中世』
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『アウグスティヌスとトマス・アクィナス』 エティエンヌ・ジルソン, フィロテウス・ベーナー
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※哲学の専門家でも研究者でもない二人ですので、誤解や知識不足によって間違ったことを言ってしまうこともあると思います。その際は優しくご指摘いただけるとうれしいです。
【プロフィール】
■タッシー
高知県高知市出身。2006年~2018年までAqua Timezのドラマーとして活動。バンド解散のタイミングで、1度きりの人生なんだから全く違った形で社会に関わってみたいとの思いから、友人の紹介で(株)LiBに入社し、40歳で初めて会社員となり、しながわと出会う。年齢関係なく、アンラーニング・リスキリングは十分可能であることを証明するため日々奮闘中で、リベラルアーツにも少しずつ興味が出始めてきた哲学初心者。
■しながわ
東京都昭島市出身。「哲学を勉強したいな〜」と思い、京都大学総合人間学部に進学。しかし大学で学ぶ哲学にはなかな