038 非認知能力の本質は何か?〜力の流れを感じる世界に、馬が連れて行ってくれる
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最近「非認知能力」という言葉をよく耳にすると思いますが、その本質は何でしょうか? 認知能力は、学校のテストで測れる能力/非認知能力は、それ以外の能力 という分け方は、なんか しっくりきません。 非認知能力の本質を馬とのコミュニケーションから捉え直してみます。 今回も引き続き、宮台真司さん×おおたとしまささんのトークライブでの気づきを共有いたします。 トークライブでは、何かに接触をした時に、力が湧いてくるモノが非認知能力であって、聖なる力だと話されていました。 ■ まず、ロゴス/ピュシスの概念から、認知能力/非認知能力を考えていきます。 力が湧いてこないモノは、言葉・法・損得勘定の中にあるモノで、「ロゴス(里・法・システム)」の世界閉じ込められているモノ。 ロゴスの反対は、「ピュシス(森・自然・万物)」で自然や万物の世界で、言葉・法・損得勘定の外にあるモノ。 日本の森のようちえんは、森と里の中間に位置する里山で活動していたり、森と里を行ったり来たりしています。 馬も人間の世界と自然の世界の橋渡しをしてくれて、ロゴスとピュシスの間を行き来する存在です。 言語にもロゴス的なモノとそうでないモノがあります。 ロゴス的言語は「表現」:同じ世界には入れない時に使う言葉。相手をコントロールするためのモノ 詩的言語は「表出」;同じ世界に入るために使う言葉。その言葉が他者に感染して、世界を共に感じる。認知ではなくて、力の流れを感じるモノ。 ■ ここまでの話を、馬の取り組みから捉え直してみます。 馬と一緒に何かやるというのは、ここでいう力が湧いてくる、力の流れを起こすことです。 1月の馬の暮らし型セラピー勉強会の実技のテーマが「馬と一緒に歩く」でした。 馬と一緒に歩くのは、「引き馬」とも言われますが、リードで物理的な力で引っ張ることはしません。 馬と一緒に歩く時には、最初は「行くぞ」と思って、歩くのですが、最終的には、指示・命令する意識を無くしていきます。しばらくやっていると、無心となって私がただ歩くと馬も一緒に付いて歩く。馬と一体となる感覚になります。 馬が一緒にいることは意識にあるのだけれど、何かさせるという強い意識を持つこともなく、ただ歩くことに集中します。歩行瞑想をしているような感じです。 以前、不登校の女の子が、月1で来ている時がありました。 馬と歩いている時に、自信なさげにやっていたので、「自信ある感じでやってごらん」と伝えて、 彼女なりに、歩き方を変えたら、馬も元気よく歩くようになりました。 その馬の変化を彼女も受け取って、最初は形だけ歩き方を変えただけだったのですが、表情もフワッと明るくなって、自信がみなぎる感じに変わりました。 この時の様子は、まさに力を与え合うようなものを相互にやり取りしていた、聖なる力を交換していてた瞬間だったと思い出されました。 身体が変わると、心も変わって、周りの世界も変わります。私の心と身体が一致して、馬と同じ世界に入って、力が流れ始めて、周りの世界も変化していきます。 身体性は、非認知能力と密接に関係していて、 心と身体は、もともと一緒のはずなんだけど、そこを一致させることで、真の非認知能力が発揮さ
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今回のテーマは「馬と体、古武術」であり、9月の連休に行われた馬と身体合宿について詳しく説明されています。 合宿では、古武術の専門家である方条遼雨さんを招き、身体の使い方や意識の変化に焦点を当てたワークショップが行われました。参加者は、馬とのコミュニケーションを通じて、身体の動きや力の使い方に新たな気づきを得ることができました。特に、脱力することで力を発揮できることや、無駄な力を抜くことの重要性が強調されています。 また、馬との関わりを通じて、身体の使い方やコミュニケーションの方法が人間同士のやり取りにも応用できることが示されました。参加者は、普段の無意識的な動作を意識化し、再...
Published 09/25/24
4/28(日)に行ったワークショップからの気付きです。 これは、自戒を込めての話です。 自己一致を阻むモノって、上手くやらなくちゃとか、ちゃんとしないと、といった外からの評価に囚われること。 自分の状態に集中することが大事。 馬の世界に触れたい方は、馬の勉強会がありますので、ぜひご参加ください。 「馬を中心とした暮らし型」勉強会
Published 04/28/24