039 劣化する社会から子ども達を奪還せよ 〜教育の中身の前に、社会をどう捉えるか?
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今の社会の捉え方によって、子どもの学びの場は全然変わってきます。 あなたは、今の社会をどの様にみていますか? 社会が劣化しているのに、 その社会に適合できるように、子ども達を社会化しても、劣化した大人にしかなりません。 馬や自然の力を借りることで、劣化した社会から抜け出す糸口がつかめます。 今回も、宮台真司さん×おおたとしまささんのトークライブでの気づきを共有いたします。 ポッドキャストでは、話していませんが、宮台真司さんは、今の社会は、沈み行く船で、沈み行く船の中でトップ争いしても、幸せになれないと話していました。 僕の馬の師匠も、似たようなことを、いつも話しています。 社会の見方は2つあります。 (1) 1つ目は、「この社会は、まとも」 まともな社会からこぼれ落ちる人がいて、その人達を引き上げるために専門家が必要 (2) 2つ目は、「この社会は、腐っている」 今いる社会は腐っているから、誰でもおかしくなってしまう可能性を持っている。困難を抱えたり、生きづらさを感じたりするのは当たり前。 だから、困難を抱えた人の為に誰でも手助けできるように、馬のセラピーの場づくりやセラピーの勉強会を開催しています。 社会に適合できるように育てるのではなくて、腐った社会を変えていけるような人材を育てていく必要があります。 そのような人材を育てていく上で、馬や自然の存在はとても大きいです。 劣化した社会の中で、育ってきた大人が今の親世代を占めています。 すでに、劣化した社会の価値観に染まった大人が、子どもの育ちの場をつくっても、どうしても劣化した社会の価値観に引っ張られてしまいます。 そこを打破するのが、「馬や自然」という、人間の手が及ばない存在です。 異界の存在を自分たちの暮らしに取り入れることで、人間中心の生き方から、馬・自然を中心にした生き方に転換することができます。 これからの社会を生き抜いていく上で、馬や自然は欠かせない存在となっていくと考えています。 今の社会をどの様に捉えて、その社会の中でどの様に子どもを育てていくのか、 あなたは、どの様に考えていますか? ぜひ、お聞かせ下さい。 - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - 宮台真司さん×おおたとしまささんのトークライブは2/10(木)までアーカイブ視聴ができます。 これからの時代に、なぜ森のようちえんなどの場が必要なのか、未来を担う人材はどの様な学び・教育が必要なのか、 様々なヒントが詰まっています。 社会学者の宮台真司さんのご著書「子育て指南書 ウンコのおじさん」 https://amzn.to/32nHvje とても面白い! 教育ジャーナリストのおおたとしまささんの著書「ルポ 森のようちえん SDGs時代の子育てスタイル」 https://amzn.to/3FMuhKE こちらの刊行がきっかけになったトークライブです。 多くの現場を取材されて森のようちえんを多面的に捉えています。 【アーカイブ動画視聴】宮台真司×おおたとしまさ「『日本の劣化』を食い止めるカギは『森のようちえん』にある!?」『ルポ森のようちえん SDGs時代の子育てスタイル』(集英社)刊行記念 https://bbarchive220110a.peatix.com/ ▼合わせて聴きたい 037 身体性がないと人を幸せにできない〜馬とのアフォーダンスで身体性の獲得せよ https://anchor.fm/kama
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今回のテーマは「馬と体、古武術」であり、9月の連休に行われた馬と身体合宿について詳しく説明されています。 合宿では、古武術の専門家である方条遼雨さんを招き、身体の使い方や意識の変化に焦点を当てたワークショップが行われました。参加者は、馬とのコミュニケーションを通じて、身体の動きや力の使い方に新たな気づきを得ることができました。特に、脱力することで力を発揮できることや、無駄な力を抜くことの重要性が強調されています。 また、馬との関わりを通じて、身体の使い方やコミュニケーションの方法が人間同士のやり取りにも応用できることが示されました。参加者は、普段の無意識的な動作を意識化し、再...
Published 09/25/24
4/28(日)に行ったワークショップからの気付きです。 これは、自戒を込めての話です。 自己一致を阻むモノって、上手くやらなくちゃとか、ちゃんとしないと、といった外からの評価に囚われること。 自分の状態に集中することが大事。 馬の世界に触れたい方は、馬の勉強会がありますので、ぜひご参加ください。 「馬を中心とした暮らし型」勉強会
Published 04/28/24