Description
引き続き宮崎駿監督談義1978-1988、時は遂にスタジオジブリ発足へ。
『天空の城ラピュタ』(1986)接触時の追懐、コナンとパズー(とカミーユ)の差異、ライトフルーツソーダとイメージソングの件、オーニソプターと『デューン』、ロボット兵の哀しみとティディス要塞歴史的攻略戦、中年男達の屈託なき美少女信仰、伝声管越しの叙情とシータの胸越しの勇気、矛盾する大地讃歌と文明批判、「普通の少年」なる呪縛、ジブリと都市伝説、『となりのトトロ』(1988)の自然観、「かわいい」への執着、絶賛派の欺瞞的田舎観と否定派の侮蔑的マウント、キャッチコピー問題、ノスタルジーの拒絶と森への扉、ノイズキャンセリングされたオタクメンタルの果て…
天空より舞い降りし少女や妖術に愉悦する少女の物語は、未だ糞便の排出に至る管に過ぎなかった僕らの反復鑑賞を助長し、着靴の機会を収奪、森へのパスポートは失効、暗記した飛行石発動の呪文は我を助けず、その快楽原則はミーム化された所作の模倣や玩弄を促すも、決して生きる力を亡失などせず命脈を繋ぐ、成熟期の終盤戦へ。
※参考資料(https://x.com/sc_machine/status/1828988818621641158)