トラウマを探求し、傷の癒える場を生み出すドキュメンタリー映画 | アルムデーナ・トーラル
Description
トラウマを受けた人々のその後を追うドキュメンタリー映画を通じて、TEDフェローのアルムデーナ・トーラルは目に見えない心の傷を映し出します。彼女が共有するのは、アダヤンシ・ペレスというグアテマラ出身の6歳の少女の心の痛む物語です。この少女は米国の移民税関捜査局との関わりの中で、心的外傷後ストレス障害(PTSD)に苦しむこととなりました。口を封じられた人々に声を与え、政府に行動を改めさせるべく圧力をかけようという力強い呼びかけです。
「私の最初の映画は消えた町の話でした」とドキュメンタリー制作者のジョン・パジェットは言います。この映画をきっかけに、じわじわと衰退をたどりながらも、崩壊の時期からカムバックを果たしたアメリカの市町村に彼は生涯、魅了されてきました。象徴的な66号線の閉鎖から、山あり谷ありの歴史を持つニューヨーク州バッファロー市まで、パジェットは「市民の物語」を分かち合い、地方を活性化させる力を明らかにします。
Published 03/23/23
TEDフェローのジャワド・シャリフは生まれながらに備わった反骨精神をドキュメンタリー映画に生かし、パキスタンの声なき声を聞かせてくれます。3人の市井の英雄たち(高峰登山家、いにしえの楽器を使う民族音楽家、パキスタン初のトランスジェンダーの医師)の話から、ドキュメンタリーが創造と抵抗の場にもなりうることを示します。
Published 02/06/23