映画『燃えるドレスを紡いで』特別試写会 アフタートーク
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2024年3月16日(土)公開の『燃えるドレスを紡いで』は、ファッションデザイナーの中里唯馬が“衣服の墓場”とも呼ばれるケニアのゴミ集積場に足を運び、その強烈な体験にインスピレーションを得てコレクションを発表する過程に迫ったドキュメンタリー映画だ。その一般公開に先駆けて、3月11日に『WIRED』読者を対象に試写会とトークショーを開催した。トークショーでは、ゲストとして中里のほか監督の関根光才、エシカルファッションに造詣の深い鎌田安里紗が登壇。企画の立ち上がりからファッションの未来に関する視座まで、さまざまな議論が繰り広げられた。 ◼︎ ︎️️スピーカー中里唯馬|YUIMA NAKAZATO2008年にベルギー・アントワープ王立芸術アカデミーを卒業し、09年自身の名を冠したブランド「YUIMA NAKAZATO(ユイマ ナカザト)」を設立。16年7月、日本人では森英恵以来2人目となるパリ・オートクチュールコレクションの公式ゲストデザイナーに選ばれ、継続的にパリで作品を発表。近年は、オランダ出身の気鋭振付家ナニーヌ・リニング(NanineLinning)によるボストン・バレエ団の新作バレエ『ラ・メール』(LaMer)の衣装デザインを手がけ、また先日、日本人デザイナーとして初となるフランス・カレーでのソロエキシビションも発表された。 関根光才|KOSAI SEKINE映像作家としてキャリアをスタートし、手がけた広告映像作品は国際的なクリエイティブアワードで多数受賞。2018年に初めて長編劇場映画の監督・脚本を担った『生きてるだけで、愛。』で、新人映画監督に贈られる新藤兼人賞・銀賞、フランス、キノタヨ映画祭・審査員賞などを受賞。映画、CM、ミュージックビデオ、アートインスタレーション作品など多岐に渡り活躍する。 鎌田安里紗|ARISA KAMADA一般社団法人unisteps共同代表理事。慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科後期博士課程在籍。衣服の生産から廃棄の過程で、自然環境や社会への影響に目を向けることを促す企画を幅広く展開する。種から綿を育てて服をつくるプロジェクト「服のたね」主宰。 ■ 映画『燃えるドレスを紡いで』環境負荷が最も高い産業のひとつといわれているファッション産業。大量生産・大量消費を促すようになったこの「ファッション」の仕組みに、内側から変革をもたらそうと試みているデザイナーがいる。中里唯馬だ。世界中から衣類のゴミを押し付けられ、気候危機に晒されているアフリカ・ケニアは、彼にとって始まりの大地となるのか。革新的なチャレンジを試みる日本の企業とタッグを組み、彼は新しいデザインのあり方と共に、パリ・コレクションに挑む。映画の公式サイトはこちら。 ◼︎ 関連記事・「原料は廃棄物」に人は価値を感じるのか:ファッションデザイナー・中里唯馬がケニアのゴミ集積場で考えたこと・映画『燃えるドレスを紡いで』特別試写会&トークショーを3/11に緊急開催! デザイナー中里唯馬とファッションの未来を考える夜・システムの変革や新素材開発を通じて、ファッション業界を再生する企業たち:特集「リジェネラティブ・カンパニー」・あの悲劇から10年、日本のファッション産業はどれだけ透明になったのか(ならなかったのか) ◼︎ ︎️️『WIRED』日本版『WIRED』は1993年に米国で創刊し、英語圏、スペイン語圏、中東、
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『WIRED』日本版 編集長の松島倫明によるセレクト記事の読み解き。 ◼︎関連記事 15分で一冊の本が読める要約アプリは、何を省略しているのか https://wired.jp/article/sz-can-you-read-a-book-in-a-quarter-of-an-hour/ ※『WIRED』日本版によるブック関連の記事はこちら。 ◼︎開催間近のイベント 【11月28日開催】大規模再開発が進む「東京」から、都市の未来を描き出す──THE REGENERATIVE CITY...
Published 11/22/24
Published 11/22/24