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10月9日、『WIRED』日本版がサポーティングパートナーをつとめる「スイス・日本経済フォーラム2024」が東京ミッドタウンで開催されました。今年のテーマは「生物多様性の危機:再生型経済への転換を推進するには?」です。今回のポッドキャストでは、編集長の松島倫明がモデレーターを務めた「公約から行動へ:自然再生への課題、機会、そしてイノベーション」と題したセッションをお届けします。ゲストは、清水建設の環境経営推進室 グリーンインフラ推進部 部長である橋本純さん、生物多様性保全に向けた市民参加型のアプリ「Biome」を開発・運営するバイオーム代表の藤木庄五郎さん、インベスト・コンサーベーションの最高商務責任者アニア・ルントクィストさん、チューリヒ大学学長のマイケル・スカップマンさんです。
◼︎スピーカー
橋本 純|JUN HASHIMOTO
清水建設 環境経営推進室 グリーンインフラ推進部 部長。1974年宮崎県宮崎市生まれ。1995年活水女子短期大学英文科卒業。2000年アリゾナ州立大学建築学科ランドスケープ・アーキテクチャー学科卒業(BSLA)。03年ハーバード大学デザイン大学院ランドスケープ・アーキテクチャー修士課程修了(MLA)。米国、ナイジェリア、中国広州での就業を経て、帰国後、16年清水建設入社。21年より現職。
藤木 庄五郎|SHOGORO FUJIKI
バイオーム代表。2017年3月京都大学大学院博士号(農学)取得。在学中に衛星画像解析を用いた生物多様性の可視化技術を開発。ボルネオ島の熱帯ジャングルにて2年以上キャンプ生活をするなかで、環境保全を事業化することを決意。博士号取得後、バイオームを設立、代表取締役に就任。生物多様性の保全が人々の利益につながる社会を目指し、世界中の生物の情報をビッグデータ化する事業に取り組む。環境省「2030生物多様性枠組実現日本会議行動変容WG」専門委員。日本自然保護協会評議員。ISO/TC331(生物多様性)国内審議委員。MITテクノロジーレビュー「Innovators Under 35 Japan 2021」に選出。
アニア・ルントクィスト|ANJA RUNDQUIST
インベスト・コンサーベーション社の最高商務責任者として熱帯雨林の生物多様性保全に焦点を当て、保全投資の可能性向上へつなげることに注視。15年超の金融ソフトウェア、銀行買収、及びサステイナビリティの経験をもつ。職務歴にはS&Pグローバル社でサステイナビリティ関連のデータ、ファクトセット社でポートフォリオ分析(各社の時価総額150億米ドルを対象)、Valitor(旧ビザ・アイスランド)でグローバルパートナーシップを含めた職務経験を有する。炭素の排出計算とサステイナビリティデータに特化した複数の著名なインパクト・スタートアップで事業及び投資の規模拡大の実績をもつ。
マイケル・スカップマン|MICHAEL SCHAEPMAN
チューリヒ大学学長。チューリヒ大学で地理学、実験物理学、情報学を学び、1998年、チューリヒ大学理学部地理学科で博士号を取得した(自然科学博士)。その後、アリゾナ大学(米国、ツーソン)で博士研究員として勤務したあと、2000年にチューリヒ大学地理学科に戻り、研究グループを率いる。03年にはワーヘニンゲン大学(オランダ)環境科学部の地理情報科学教授に任命され、05年から同大学地理情報センターの学術長。2009年よりチューリヒ大学地理学科(リモートセンシン