Description
英『タイムズ』紙の第一級コラムニスト、ライターである、マシューサイドさんの言葉に、震えました
"ハーバード・ビジネス・スクール教授のテレサ・アマビルの研究について考えてみよう。
彼女は何人かの芸術家を募集し、その作品のなかから10の注文作品(お金をもらってつくられたもの)と10の自主的な作品(制作そのものを愛し、自己表現への欲求から生まれたもの)を選び出した。
そして、影響力のある芸術家やキュレーターのグループに、それらを評価してもらった。 「非常に驚くべき結果が出た」とアマビルは書いている。
「注文作品は自主的な作品と比べて、創造性の面ではるかに劣ると評価された。それでも、技術面の評価では両者に違いがなかった。"
ここから私は思いました
1、お金に創造性は宿らない
2、パッションに創造性は宿る
3、問いを立てるか立てられるか
衝撃の研究結果に驚きました。お金を稼ぐことができる状態なのに、そこに実は創造性が発揮されてなかったとのこと。つまり、お金に創造性は宿らない、ということなのかと思いました
では、何に創造性は宿るのか?
それはまさに、パッションに宿るということかと、思いました。なぜなら、自主的な作品には圧倒的に創造性があったとのことなので、それはまさに、大好き、利他、個性、成長の四象限を持つ、パッションのポートフォリオのどれかに、火がついて行われた結果なのではないかと思いました
これは、ある意味、日々の暮らしでいうと、問いを立てられることと、問いを立てることと、同じ気がします
つまり、会社や組織の中で、事業部の課題やお客様の課題を解決するのは、問いを立てられる方向。
それに限らず、自らが、内面から抑えきれない思いで始めるのが、問いを立てる方向
創造性は、自らが問いを立てる方向に明らかに宿るということが、よくわかりました
会社や組織に属していると、どうしても忙しいので、問いを立てられることにほとんどの時間を使ってしまいますが、そうすると、もしかしたら、創造性を司る機能がなかなか使われないことになりかねない
それは、とてももったいないことだと思うので、いつも私が話している、自分軸と他人軸のベンズの合わさる部分を、常日頃創発して、会社のリソースを使って自分のパッションを炸裂できるようなことを目指すのが
会社生活8時間を生きがいある時間にできるし、また、自分の創造性を失わずに逆に育むことができるようになるのかもなあと
そんなことを思いました
ということで
お金に創造性は宿らないノベーション
そんなことを思いました
参考: 本:勝者の科学 一流になる人とチームの法則 2024年6月21日 著者 マシュー・サイド 訳者 永盛鷹司(翻訳協力 株式会社トランネット)発行所 株式会社ディスカヴァー・トゥエンティワン