パッションから生き様を貫く美学ノベーション(1142回)
Listen now
Description
舞台2024年劇団★新感線44周年興行・夏秋公演 バサラオを観てめちゃくちゃ感動したと共に、生き様について考えさせられました プログラムより "婆娑羅と呼ばれた人々は、派手で遠慮のない振る舞いで身分や権威を嘲笑し、衣食住のしつらえに贅を凝らした。そして他者からの口出しや指図を嫌った" 作者の中嶋さん曰く "誰もが自分の欲望に素直で、自分の生き方を悔やまない。大きく間違っていてもその道を突き進む。みんなが勝手に進むからぶつかり合って混乱する。その混乱の真ん中にヒュウガとカイリかいる。 だから、酷い話ではあるが陰鬱ではない。どこか 突き抜けた悪党たちが己の欲に正直に大暴れする、派手で陽気で乾いた感触の物語になった" ここから私は思いました 1、パッションに従う 2、常識を超える 3、後世への最大の遺物 スタンディングオベーション何回やるんだというくらい盛り上がった、エンタメ要素の全てが凝縮している素晴らしい舞台でした。行けて良かったとつくづく思いました。 見てて思ったのは、パッションの源に従って生きる姿は、本当に美しいということ。婆娑羅という人々は鎌倉時代に本当に実在していたそうですが、日本には昔からイノベータースピリッツがあったのだと嬉しくなりました また、そのようなイノベーターは、抑圧された時代にも関わらず、常識を超えた発想から、新しい時代を成し遂げようとする、それができるとみんなが信じているところにも感動でした それで思い出したのは、内村鑑三さんの、後世の最大遺物、から、残せるものは、思想、事業、お金とあるが、誰でも残せるのは、生き様である、という言葉です パッションに基づき、常識を超える発想で、新しい時代を作ろうとする人たちは、さまざまな軋轢と批判にもさらされますが、最後までその生き様を通せるのかどうか? それがもしかしたら、この世から去る際に、笑えるかどうかなのかもしれないなと、そんなことも思いました あえていうなら パッションから生き様を貫く美学ノベーション そんなことを感じさせて頂けた舞台でした そんな話をきています^ ^ 参考: 舞台:2024年劇団★新感線44周年興行・夏秋公演 バサラオ 【作】中島かずき 【演出】いのうえひでのり 生田斗真 中村倫也/西野七瀬 栗根まこと/りょう/古田新太 http://www.vi-shinkansen.co.jp/basarao/ 動画で見たい方はこちら https://youtu.be/_YnL7a1_aEA
More Episodes
生物学者の福岡伸一さんの、自らの夢の方向性を掴んだ瞬間の話に心震えました 曰く "ある時、新種の虫を発見したと思ったことがあるんですよ 一体どうしたら調べられるかなと思って、図鑑に名前が載っていた上野の国立科学博物館にもってたんです そしたらですね、専門の先生がいるから聞いて見ましょうって、バックヤードに連れてってもらったんです はいったら、そこに先生がいてですね、その虫をみてくれて、「これはカメムシっていう虫の幼生なので、もうすぐほっといたらカメムシになります」っていうことで 新種を発見する夢は潰えたんですが、その時、私は別の発見をしたんです。...
Published 10/08/24
サンリオの名誉会長の辻󠄀さんのパッションと理念に痺れました "ハローキティには口が描かれていません。見る人が自由に表情を想像することで、嬉しい時にも悲しい時にも寄り添ってくれると言います。" "最後に苺の王様はそっと教えてくれました。 キティちゃんに口が描かれていない理由はもう一つ 友情や平和への想いは、行動で示すことが大切なんだって" ここから私は思いました 1、課題の分離 2、行動にしか真実はない 3、可愛いという共通基盤 サンリオのキティちゃんが、なぜこんなに世界的に人気があるのかの秘密がわかった気がしました。何よりも辻会長の、戦時中を思い...
Published 10/07/24