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スーパーノーマル著者のチュ・オンギュさんの言葉に目から鱗でした
曰く
"もし「運」と「実力」の領域を区別するときに迷ったら、こんなふうに「わざと負けられるかどうか?」を基準にすればいい。
初心者を相手にわざと負けられるなら「実力」の領域、できないなら「運」の領域だ。
わざと負けることのできる腕相撲は「実力」の領域に属するが、わざと負けられないサイコロ投げゲームは「運」の領域に属しているというわけだ。"
ここから私は思いました
1、アドラーの課題の分離
2、実力は、コンフォートゾーン
3、運は、セレンディピティ
平凡の範囲内でいい生活を送ってる人を、スーパーノーマルとキャッチーな定義も面白いですが、運と実力をまずは分ける、という考え方に感銘を受けました
分かるとは分けることだ、と先日、林修先生のお話をしましたが(1139回)、これは運と実力を分けて戦略を練る、という発想にも当てはまるなと思いました
あいつは運が良かっただけさ、というのも半分は当たってるけど、それだけじゃないような気もするし
あの人には誰も敵わないのに、なんでうまくいってないんだろう?みたいなこともあるよなあと
でも、実は、運と実力を、分けて考えることがてきると、そしてそれは、ある意味、自分がコントロールできることとできないことを分ける、アドラーのいうところの、課題の分離的なことにも繋がると思いました
その上で、コントロール可能なもの、つまり実力に属するものについて、その鍵となるのは、アンダースンの、超一流になるのは才能か努力か、にあるように
最高の教師、コンフォートゾーンを抜けだす、自分に自信を持つ、の3つがその一つの考え方かなと思いました。中でも、コンフォートゾーンを抜け出すことは、自らの意思でコントロール可能なものでもあるので、まずはやれることかなと
そして、コントロール不可能なもの、つまり運のようなものに対しては、セレンディピティを高める活動、例えば、出口さんの言われる、人本旅、のような、セレンディピティに出会う量をとにかく高めること、かつそれに出会ってると解釈できるニーチェの解釈論ということなのかなと
そのように、運と実力、それぞれについて分けて何をしていくべきかを考えるのは、イノベーション活動においても、とても重要ではないかと思いました
ビジネスでも自分の人生でも、なんらかの価値を創っていこう、提供していこう、ある意味、生きがいややり甲斐にもつながる最初の一歩
その始まりは、まずは運と実力があると認識すること、そしてそれを分けることから始めること
運と実力を分けるノベーション
そんなことを思いました
参考:本: SUPER NORMAL 凡人が上位1%の「成功者」になる抜け道 2024年7月30日 著者 チュ・オンギュ 翻訳者 藤田麗子 発行所 ダイヤモンド社