Description
楢山節考の作者であり、ギタリストであった深沢七郎さんの人生相談で、友人関係がうまくいかない、という悩みの学生への回答に、目から鱗が落ちるようでした
曰く
"友達というのは花のようなものです。
例えば幼稚園の時の友達、小学校の時の友達、中学、高校、大学の友達
それは、春には春の花が咲き、夏には夏の花が咲くのと同じです
その時その時の時期、状態で、友達はそこにあるから、眺めたり、飾り物にするのです
あなた自身が選んだり、捨てたりするものです
そんなものに負担を感じたり、頼りにしちゃいけません"
ここから私は思いました
1、もっとも大切な仲間が離れる恐怖
2、仲間は季節によって変わっていい
3、大切なのはあなた自身
昨日、仲間が大切という話を私のチャンネルでしましたが、それだけに目を奪われると、依存してしまうという罠があるもかもしれないと感じました
アドラーの課題の分離をしながらも、コントロール不能なものは気にしなくても、仲間が離れていってしまうという事実と恐怖にどう立ち向かえばいいのか?
幸せのもっとも重要なピースである、仲間が離れてしまう恐怖をどう克服するのか?ここにズバッと回答をしてくれてる気がしました
一つは、仲間は季節によって変わってっていいということ。季節で移り変わる花のように、今日の仲間は明日の仲間でなくてもいいのである、という割り切りがとても大切な気がしました
それはまるでスタートアップを友人と立ち上げたけれども、成長するに従って、違うメンバーとやることになるケースや
音楽バンドが方向性の違いから、解散やソロ活動をしていくということにもつながる気がして、かつそれを肯定的に考えてもいいんだということに、目から鱗が落ちるようでした
そしてもう一つは、あなた自身、が大切な鍵になっているということです。
仲間はもちろん、幸せな人生には、なくてはならないもの、なのですが、1番大切にしなきゃいけないことは、あなた自身の思いであるということが、実はとても大切なんだということを改めて教えて頂いた気がします
幸せな人生には仲間が1番必要だが、あなた自身の思いが1番大切である
この思いは、私的には、パッションの源になるのですが、これは、忘れがちだけれども、もっとも重要なことだと思いました
昨日話した、パッションが仲間を連れてくるノベーション(1145回)
も大事ですが、合わせて
パッションで仲間を選択するノベーション、もとても大切なことだと思いました
そんな話をしています^ ^
参考:NHK E テレ東京 理想的本箱 君だけのガイドブック「もう死にたいと思った時に読む本」 2024/9/5
参考:本:人間滅亡的人生案内 著者:深沢七郎 2013年7月13日 発行:河出書房新社