インフラワーカーの誇りを支えるノベーション(1149回)
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脚本家・野木亜紀子、新井順子プロデューサー、そして監督の塚原あゆ子さんが仕掛けた映画ラストマイルにめちゃくちゃ感動したと共に、塚原さんの言葉に胸熱でした 曰く ”荷物を届けてくれる人たちの顔を覚えていない世界の中で、「お世話になってるな」ってすべての仕事に敬意を払う優しい世界であってほしいというメッセージを込めています” ここから私はこの映画のイノベーティブポイントを思いました 1、シェアードユニバース 2、ローティの感情教育 3、インフラワーカーのパッション ご存知の通り、MIU404とアンナチュラルの主人公の星野源さんや石原さとみさんが登場してくるという、アベンジャーズ状態な訳ですが、アベンジャーズとは違って、みんなが統合されるのではなくて、各々が各々の場所で普通に生きてる感じが、日本的というか八百万の神的というか、僕はとても好きでした この方法だと無限に増やしていくことができるのではないかと、めちゃくちゃ大変だと思いますけど、思いました。ビジネスモデルとしても、またMIU404もアンナチュラルも見直すので、イノベーティブだなあと思いました また、今の日本の社会課題である物流問題、2024年問題に切り込んでいくために、そこで働いてる人たちに血を通わせて、本当に生き生きと生きてる人たちを描いてるのが、ローティの感情教育につながるなあと思いました ローティの感情教育ノベーションは、1056回にお話ししたのですが、社会課題の当事者はなかなか声を上げることができないので、小説家などがストーリーとして伝えてくことがとても大切であるという、お話でした 今回のラストマイルは、まさにその役割を担うことができてるなあと、監督のインタビューのパッションからも思いました そして、1番心に響いたのは、インフラを支えている人たちの、パッションが日本を支えてるんだなあということが、胸熱になりました 私自身も、以前の会社では、全国の金融のネットワークサービスに携わってたことがあるので、日本全国どこかで何かがあれば、どこでも謝り侍や対応に馳せ参じてたこともあるので、そのことを思い出して泣けてきました 日本のインフラを支える人は、物理や電気や水道や金融やいろんな人たちが実は見えないところで、めちゃくちゃ頑張っているからこそ、この素晴らしく便利で住みやすい日本があるんだよなあと、思います 自分がやっていた時は、もちろん、お金を稼ぐということもありましたが、ある意味、日本を支えてる誇り的なものが、支えになってるよなあと思いました 映画の中でもそんな話が出てましたが、そんな誇りが実はインフラを支えてるというところがとても大事だよなあと そして、そんな人たちの稼げるようなことも考える必要もありますし、さらにそれに加えて、そんな人たちの誇りを支える仕掛け作りがとても大切なんじゃないかなあと そんなことを思いました インフラワーカーの誇りを支えるノベーション そんなイノベーションも必要なんじゃないかなあと、そんなことを考えるきっかけになった、とても素敵な映画でした そんなことを話してます^ ^ 参考:映画 ラストマイル https://last-mile-movie.jp 参考:エンタメの今がわかる クランクイン https://w
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Published 10/08/24
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Published 10/07/24