ハリウッド×本物の日本のずっけーノベーション(1170回)
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エミー賞18部門を獲得された、戦国スペクタクル・ドラマ『SHOGUN 将軍』に、感動に打ち震えました この感動がなぜ来たのか?そのイノベーティブポイントについて、私は考えてみました 1、ハリウッド×本物の日本 →ずっけーポイント 2、日本の曖昧さ →読めない策略 3、大義の強さ →天下統一 まず思うのは、これほど本物の日本が表現されたスケールの大きいドラマは観たことがない、ということでした。 その理由は、ハリウッドの巨大なスケールの映画の作り方と、そして、これまでよく海外で描かれる日本のような、日本人にも全く違和感のない、本物の日本の時代劇スタッフが加わって拘わりぬいて、作られた作品だからなのだなあと思いました これは、以前お話ししました、NHKの小高プロデューサーの言われるところの、ずっけーサービスをなり遂げたなと思いました つまり、ハリウッドの巨大なスケールの映画づくりコアコンピタンスと、日本の真田広之さんや二階堂ふみさん、はじめとするキャストから、本物の時代劇スタッフが作り上げる日本のコアコンピタンスが、合体して、掛け算のように素晴らしい、ずっけーサービスが生まれたのだなあと思いました また、もう一つ感じたのは、日本の曖昧さ、ということを、とてもうまく描かれているなあと思いまして、よく日本人はノーが言えないとか、曖昧さをマイナスに言われることもありますが 実は、そこには、考えていないわけではなく、とても深い思索や策略があって、そのためにそんなふうにに振る舞う面もあるということを、改めて理解してもらえる気がしました そして、最後には、大義の強さ、ということを感じました。イノベーター3つのフレームにおける、パッション、仲間、大義の、大義の強さが、組織としての真の強さにつながる、そんなことを改めて思いました ここでは、天下統一という、そのためには、私はほとんどない状態にまで、強い大義となっているところが、吸引力になってるなと でも気をつけないと、この強い大義は、個人の大義を全て持っていってしまう危険性もあり、そのバランスも大切だなと、難しさも感じました 今回の壮大なドラマは、いろんなことを考えさせて頂ける、感動的でドキドキする、本当に素敵な作品でした あえていうならば、 ハリウッド×本物の日本のずっけーノベーション そんなことを思いました^ ^ 参考: 戦国スペクタクル・ドラマ『SHOGUN 将軍』ディズニープラス https://disneyplus.disney.co.jp/program/shogun 参考:FX 将軍 特設サイト https://dcam.disney.co.jp/disneyplus_jp/shogun/index.html 動画で観たい方はこちら https://youtu.be/oIsOf7uqp5Y
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Published 10/08/24
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Published 10/07/24