第62回【詳報!COP28とエネルギーの今後】伊与田昌慶・荒尾日南子
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今月中旬までUAEドバイで行われていたCOP28。例年会場に足を運んでいる伊与田昌慶さんから、今回の動向について現地の空気感と共に伝えていただきました。後半は、来年見直しされる予定の「エネルギー基本計画」について、荒尾日南子さんと一緒におさらいしながら私たちにできることを考えます。 ゲスト:伊与田昌慶・荒尾日南子(⁠国際環境NGO 350JAPAN⁠) *今年のCOPではどんな事が話し合われた? *「再エネ3倍、原発3倍」はどう捉えたらいい? *エネルギー基本計画とは? *未来を守るエネルギー政策のために、私たちにできることとは? *「ワタシノミライ」の活動について 署名はここから:再エネを増やして、ホンキの気候変動対策をお願いします ▪️伊与田昌慶 1986年愛知県生まれ。2009年立命館大学国際関係学部卒業、学士(国際関係学)。2011年京都大学大学院地球環境学舎修士課程修了、修士(地球環境学)。2011年から2021年まで特定非営利活動法人気候ネットワーク勤務。2014年より気候変動交渉・政策の提言に取り組むNGOのネットワーク”Climate Action Network Japan (CAN-Japan)”の事務局を担う。2022年より国際環境NGO 350.orgに参加し、広報・政策提言担当、350 Japanリーダー代行として活動。現在、350.orgのジャパン・キャンペーナー、東洋学園大学非常勤講師。これまでに阪南大学、京都女子大学大学院、大阪成蹊大学、立命館大学で非常勤講師。2007年より国連気候変動枠組条約締約国会議(COP)に参加し、気候変動交渉・政策の調査や政策提言、市民ムーブメントの構築に取り組む。著書に、"Local Energy Governance: Opportunities and Challenges for Renewable and Decentralised Energy in France and Japan"(共著、Routledge、2022年)、『地域資源を活かす温暖化対策 自立する地域をめざして』(共著、学芸出版社、2011年)他。「気候危機への最新の知見 : IPCC第6次報告書 」『世界(956)』(単著、岩波書店、2022年)など雑誌メディアへの寄稿多数。 ▪️荒尾日南子 広島県出身。転勤族で、日本の各地で育ち、高校生でアルゼンチンへ留学。その後、アメリカの大学へ進学し、環境学を学ぶ。のちに、専攻を演劇に変更。20代を俳優、演出家としてアメリカで過ごす。帰国し、ドキュメンタリー映画やテレビのプロデューサーに。その頃350 Japan で、ボランティアを始め、のちに、同団体のオーガナイザーとして、フルタイムの気候アクティビストに。今年6月に1年間の育児休業から復帰し、同団体のリーダーを務める。気候変動基礎クラスはこちら。Instagram:@hinakoarao ■岡本 多緒|俳優  千葉県生まれ。14歳でファッションモデルを始め、2006年のパリコレクションより国内外に活動の場を広げる。2013年公開「ウルヴァリン:SAMURAI」でスクリーンデビュー。俳優業の傍ら、気候危機やアニマルライツの認識を高めるため2020年よりSNS上でEmerald Practices-エメラルド プラクティシズをローンチ。同年5月からポッドキャストの配信を始める。 Instagram: @taookamoto
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気候変動を食い止めるために、再生可能エネルギーへの転換は必要不可欠。しかし、再エネの導入には地域の声や生態系への配慮も必要。今回のエピソードでは、再エネ導入の公正さや地域への影響を考えるためのヒントを、茅野恒秀さんから学びます。 ゲスト:茅野恒秀(環境社会学者) *再エネって、人や動物にどんな影響があるの? *再エネは、環境保護だけじゃなくて、どんな可能性を秘めているの? *地域の力で再エネを発展させよう!「コミュニティ・パワー」とは? *土地の管理は再エネの成功の鍵! *外部事業者にどうやって地域の声を届ける? *エシカルな再エネを増やすためにできること5つ ■茅野恒秀 信...
Published 03/30/24