#84 フロベール「聖ジュリアン伝」〜「いはんや悪人をや」の意味
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【この作品が入っている本】『三つの物語/十一月』(蓮實重彦訳、講談社文芸文庫、2023年)。『三つの物語』(太田浩一訳、福武文庫、1991年)。『三つの物語』(谷口亜沙子訳、光文社古典新訳文庫、2018年)      【作家のプロフィール】1821〜80年。フランスの作家。ロマン派文学の影響受けながらも、自省的な性格と自然科学的な見方により、自己を抑えた客観的な描写に努め、写実主義文学を確立した。『ボヴァリー夫人』『 感情教育』 などのほか、『聖アントワーヌの誘惑』などの歴史・伝記小説がある。(「山川世界史小辞典」より)      【今回のトピック】   予言/栗本薫『グイン・サーガ』/説話/シェイクスピア『マクベス』/ソフォクレス『オイディプス王』/馬琴『里見八犬伝』/悪人正機説/ヤンキー先生/大平光代『だからあなたも生き抜いて』/キャンセルカルチャー/聖人と聖(ひじり)/罪の許し/ギャングスタ・ラップ      ▼リスナーのみなさんからのメールをお待ちしています。ご意見、ご感想、雑談ネタ、そしてもちろん試食会で取り上げてほしい作品のご提案は大歓迎です。      ⁠https://docs.google.com/forms/d/1ihGEF7sDk-MWm9ERQ1pV8UXsi00hcC95-lega19MTOY/viewform?edit_requested=true⁠      メールでも受け付けています。   honyaku.shishoku【あっとまーく】gmail.com
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【この作品が入っている本】『変身ほか(カフカ小説全集4)』(池内紀訳、白水社、2001年)      【作家のプロフィール】1883〜1924。プラハ生まれのドイツ語による小説家。実存主義文学の先駆者で、第二次世界大戦後の文学に大きな影響を及ぼした。小説「変身」「審判」「城」「アメリカ」など。(広辞苑の項を編集)      【今回のトピック】   日本比較文学会関西支部シンポの話/「選ばれてあることの恍惚と不安」/太宰治/兵庫県知事選と米大統領選/玉木雄一郎と財務省/木部則雄「フランツ・カフカ:現代を生きる—感覚過敏に関する精神分析的理解から—」 ...
Published 11/20/24
【この作品が入っている本】『地上で僕らはつかの間きらめく』(木原善彦訳、新潮社、2021年)      【作家のプロフィール】1988年、ベトナム・ホーチミン市生まれ。幼少時に母や祖母とともにアメリカに移住。ニューヨーク市立大学ブルックリン校にて、詩人で小説家のベン・ラーナーのもとで学ぶ。2021年8月現在はマサチューセッツ大学アマースト校で創作を教えている。詩作では早くから高く評価され、T.S.エリオット賞を受賞。「天才奨学金」と呼ばれるマッカーサー・フェローシップにも選ばれている。詩集にBurnings(2010)、Night Sky with Exit...
Published 11/13/24
Published 11/13/24