#86_グロリア・サワイ「私がイエス様とポーチに……」〜乳房とは何か
Listen now
Description
【この作品が入っている本】『世界文学のフロンティア2 愛のかたち』(「私がイエス様とポーチに座っていると風が吹いてキモノの胸元が開き、イエス様が私の乳房を御覧になった日のこと」は栩木玲子訳、1996年)      【作家のプロフィール】 1932〜2011年。カナダの作家。サワイという日本姓は夫のものと思われるが、個人的なプロフィールについて詳しいことはわからない。生まれ育ち、教育を受け、働いてきた場所は、すべてアメリカ合衆国中西部からカナダのサスカチュワン州に至る大草原地帯である。広く知られている作品はほとんどこの一編のみ。(本書の著者略歴などを編集)      【今回のトピック】   栩木伸明/カナダの人口問題と地価/モーム『人間の絆』/キモノ/全裸主婦/チルアウト/ベケット『ゴドーを待ちながら』/乳がん/間男/死と救済      ▼リスナーのみなさんからのメールをお待ちしています。ご意見、ご感想、雑談ネタ、そしてもちろん試食会で取り上げてほしい作品のご提案は大歓迎です。      ⁠https://docs.google.com/forms/d/1ihGEF7sDk-MWm9ERQ1pV8UXsi00hcC95-lega19MTOY/viewform?edit_requested=true⁠      メールでも受け付けています。   honyaku.shishoku【あっとまーく】gmail.com
More Episodes
【この作品が入っている本】『変身ほか(カフカ小説全集4)』(池内紀訳、白水社、2001年)      【作家のプロフィール】1883〜1924。プラハ生まれのドイツ語による小説家。実存主義文学の先駆者で、第二次世界大戦後の文学に大きな影響を及ぼした。小説「変身」「審判」「城」「アメリカ」など。(広辞苑の項を編集)      【今回のトピック】   日本比較文学会関西支部シンポの話/「選ばれてあることの恍惚と不安」/太宰治/兵庫県知事選と米大統領選/玉木雄一郎と財務省/木部則雄「フランツ・カフカ:現代を生きる—感覚過敏に関する精神分析的理解から—」 ...
Published 11/20/24
【この作品が入っている本】『地上で僕らはつかの間きらめく』(木原善彦訳、新潮社、2021年)      【作家のプロフィール】1988年、ベトナム・ホーチミン市生まれ。幼少時に母や祖母とともにアメリカに移住。ニューヨーク市立大学ブルックリン校にて、詩人で小説家のベン・ラーナーのもとで学ぶ。2021年8月現在はマサチューセッツ大学アマースト校で創作を教えている。詩作では早くから高く評価され、T.S.エリオット賞を受賞。「天才奨学金」と呼ばれるマッカーサー・フェローシップにも選ばれている。詩集にBurnings(2010)、Night Sky with Exit...
Published 11/13/24
Published 11/13/24