EP#100 100回おめでとう記念 100にまつわることばの数々について、ゆるゆるお話ししています
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「百は10の10倍」と辞書にあります。「もも」とも読みます。「百の説法も及ばぬ」 なんて言い方があるように「多くのもの。たくさんあること」などの意味もあります。ライオンを「百獣の王」と言います。「百獣」とは「たくさんの獣」の意味です。「議論百出」と言えば「数多くの意見が次々と出ること」。 「百に一つ」は「ごくまれなことの例え」です。「予想は百に一つも当たったためしがない」なんて具合に使います。「百も承知」といえば、「じゅうぶんわかっていること」、さらに強調する時は「百も承知、二百も合点」なんて、ことば遊びのように用います。 「色眼鏡」はいわゆる「サングラス」のように色つきの眼鏡のことですが、「先入観をもってものを見ること」という、ひゆとして使われることの方が多いと思います。 ところが「百色眼鏡」というと「万華鏡」のことなんです。「百薬の長」と言えばお酒を褒めた言い方です。百というのは、多くの積み重ねを言って、一つの節目でもあるんです。これからもことばの面白さを少しずつでも、積み重ねて行きたいと思います。これからも、どうぞ宜しくお願いいたします。 6月15日20時から、すばる舎主催の『伝わる文章がすぐ書ける接続詞のコツ』出版記念の無料セミナーを開きます。ご興味のある方は、下記のURLからお申し込みください。接続詞の話を交えながら、文章の書き方についてお話しします。 https://subaru20240515.peatix.com/?lang=ja ◇◇◇ 『伝わる文章がすぐ書ける 接続詞のコツ』(前田安正著、すばる舎)が好評発売中です。 また、『注意ワード・ポイントを押さえれば文章は簡単に直せる』(前田安正著、東京堂出版)です。絶賛発売中です。 Amazonなどでお買いも求めいただけます。 ◇◇◇ 「ことばランド」では、取り上げてほしい「ことばの疑問」や感想をお待ちしています。お便りフォームからお願いします。 ↓ ↓ ↓ https://forms.gle/v4CNrTaroSPYuMgj6 未來交創(前田安正)HP https://kotoba-design.jp/ 江川みどりHP https://www.midori-egawa.com/
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リーダーになるのは、大体決まっているのだそうです。これは、動物の話なんですが、その群れのボスになるのは、体が大きいとか力が強い、という要素があるものの、その個体がもっている雰囲気なのだそうです。これは案外、人にも当てはまるような気がします。何となく真ん中にいる人っているでしょ。どんなに勉強ができても、リーダーに向いていないタイプっていうのも、経験上、理解しやすいところです。 世の中はリーダーになれる人を求めがちだけど、リーダーに向いていない人が、ダメだというわけではありません。補佐・参謀向きの人、交渉に長けている人、特筆するところはないのだけれど、人を魅了してリーダーになる人っているで...
Published 10/28/24
この番組では、就職・転職に役立つ内容、と言っているのですが、実は就職と転職というのは、意味合いが大きく違うんですよね。新卒での就職は、基本的に初めて働くということが前提になっているので、それまでの経験というのは、採用側としては、ある程度予想がつきます。ところが、転職の場合は、数年間社会に出ていたので働いたときの実績が問われてきます。 そのため、就活の場合は、いわゆる「伸びしろ」を企業は見ているんです。これを見定めるのは、ものすごく難しい。面接などでもしっかり準備して、そこをピークに持ってくるので、判断基準があってないようなものなんです。学生時代の成績は一つの判断材料になりますが、それと...
Published 10/21/24