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内定をもらった時の承諾などの連絡について、考えてみたいと思います。今回は、電話の場合について、お話ししていきます。
相手から電話があったときの第一声はとても重要です。「はい、前田です」より「はい、前田でございます」という方が丁寧です。「〜でございます」は社会人として覚えておいてほしい言い方です。勤めてからも「○○会社総務部の△△でございます」と答えるのが常識です。クライアント。お客様に対する第一声で印象は変わります。
学生時代は親しい友人同士としか話をしていないので、どんなやり取りであっても特段問題にはなりません。ところが、社会に出ると、全く知らない人から様々な要件の連絡が入ります。その時に、「です」より丁寧な言い回しとして「でございます」という言い方をスムーズにできるようにしておいた方がいいと思います。
スマホなら、電話の相手がわかるので、それに応じてきちんと使い分ける練習をしておくべきでしょうね。
電話が鳴って、就職試験を受けた会社だとわかったら「○○でございます」と言って、電話に出るんです。すると「〇〇株式会社〇〇部○○です。○○さまのお電話でお間違いないでしょうか」。概ねこんな感じで、内定の連絡がくると思うんです。ほんとうは「○○さまのお電話で間違いないでしょうか」という言い方もおかしいんだけどね。確認するなら「○○さまでいらっしゃいますか?」でいいはずなのね。「電話は関係ないでしょ」と思うんですが、そこは、ひとまず置いておきます。
「選考の結果、ぜひ弊社で一緒に働いていただきたいと思い、連絡を差し上げました」とか、「選考の結果、採用させていただきたいと考えております」という様な感じで内定の連絡があります。
その後に「ありがとうございます。どうぞ宜しくお願いいたします」とか「ありがとうございます。一日も早く貢献できるよう努めますので、宜しくお願いいたします」などのように答えれば、いいですよね。問題は、内定を保留する場合です。これは、ちょっと難しいでしょ。
第一志望ではない場合もあると思うんです。転職の場合は、「退職時期について冗長とも相談をしたうえで正式な返答をしたいので、〇日ほどお時間を頂戴できないでしょうか」と答えればいいと思います。ただし、採用側は他社の採用状況を待っているんだな、とわかるので、不利に働く場合もあります。以前、転職の人に内定の連絡をしたら「入社を半年待ってほしい」と言われたんです。どうも、失業給付をもらってからという事だということがわかって、その時は「時期が合わないので」とお断りしたことがあります。
新卒の場合は、「一つ結果を待っている企業があります。その結果を待ってから正式に返事を差し上げてもよろしいでしょうか」と正直に答えればいいと思います。そこで、嫌みを言うようなら、見切りを付けてもいいと思います。将来を左右することなので、自分の意思は通すべきだというのが僕の考えです。だって、会社の都合で急に内定を取り消される場合もあるのだから、そこは対等でいいと思います。
内定承諾書にサインをしたあとも辞退できますが、その場合は、早めに連絡する方がいい。入社日ギリギリになると、迷惑をかけます。その時は