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以前「エントリーシートに絶対書いてはいけないこと」という話をしました。そこでは「いままでで一番辛かったこと」を取り上げたのですが、今回は単純に「長所」と「短所」をどう書くか、についてお話ししたいと思います。
奥ゆかしい人に取っては、長所を書くことが結構難しいですよね。大きな災害などがあった年には「寄り添う」「癒やす」というのがトレンドワードのようになって、誰もが同じことを書いてきます。
こうした例を除くと、大体「リーダーシップがある」「責任感がある」「我慢強い」などのことばが並びます。
でも、これは表層的なものですよね。スポーツ経験者なら、この三つのことばのどれかは当てはまりそうです。スポーツ経験者に限らず、だれもが使えることばなんです。これだけ書いても、面接の時に機能しません。「どうしてそう思うのですか?」という質問が必ず出ます。結局、それに答える間に時間切れになって、面接での会話が深まらないんです。
この時に必要なのが、「WHY」という問いかけです。なぜ 、リーダーシップがあると思うのか、なぜ責任感があると思うのか、なぜ我慢強いと思うのか、を自問自答して答えを出しておく必要があります。そして、それをエントリーシートに書いておくんです。そうすると、面接担当者からは、その内容について質問がくるので、一段階先に進めるということです。
聞いてほしいと思うことをエントリーシートにあらかじめ書いておけば、どんな質問が来るかがわかる。つまり、エントリーシートは、自分のテリトリーに面接担当者を誘導する役目がある、ということを頭に入れて、書けば、相手を自分の土俵に持ってこられます。そうしれば、しめたもの。会話も前に進みます。
エントリーシートや業績シートだけで完結させるのではなく、それは面接の道具だと意識しておくと、面接での心ゆとりが持てるようになります。
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