神の宝の庭を、賛美をもって(詩篇104篇1節~35節)
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序)主をほめたたえよ!(1 節) ・新しい年が。私たちの心に賛美が満ち、口から賛美があふれる日々になることは、神様の願い、私たちの願いである。 1)人間のスケールを越えた世界を治める神(2~5 節) ・古今東西、人間は太陽を神として拝むことが多くあった。神は太陽より大いなる方である。 ・古代の人々は、空に浮かぶ雲や、星は、透明の天井に載せられていると想像した。世界が、水、風、火、大地の四元素で出来ていると考えた。その認識の正しさを聖書は評価するものではなく、すべてが、神様の支配の中にあることを歌う。 2)「大水」を一喝し、いのちの水を巡らせる神(6~13 節) ・「大水」とは世界を破壊してしまうほど強い、強すぎる水の力。 ・「天の下の水は一つの所に集まれ。乾いた所が現れよ。(創世記 1 章 9 節)」との雷のような一声で、いのちの宿る安全な大地が出現した。 ・満潮と干潮を繰り返す不思議に、世界を守る神の御手を見る。 3)食生活、住居、農業のリズムも創造の中に(14~23 節) ・人間の食文化は、神様が創造の中に隠された力を引き出す営み。 ・レバノン杉は、イスラエル人にとって家を建てるための高級な材料である。様々な環境が、住処として用意されている。律法によると「汚れた動物」とされるコウノトリや岩だぬきにも神の配慮がある。 ・月の満ち欠けと太陽の周期で、リズムと季節、農事暦が定まる。 ・闇も、夜行生物のためにある。人間は、昼行性である。 4)地はあなたの「宝」で満ちている(24~30 節) ・世界は、神様の宝が隠された庭である。海には、レビヤタン(クジラ?ダイオウイカ?)の戯れがある。このすべての生き物をお創りになった神が「私の造り主」 ・私の支配者は、この方であり、この方の「時」の中にすべてがある。 結)親しみやすくも大いなる神を賛美せよ(31~35 節) ・主を喜ぶことを止める時、私たちは罪に陥り、罪が放置されるなら、悪を行う者となる。 ・すべての人が神に立ち返ることを祈る祈りは、賛美から始まる。 
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序)福音への応答に力を集めて~朽ちない冠を共に受けよう~ ・朽ちない冠(第一コリント)=いのちの冠(黙示録)=金の冠=ギリシア世界の陸上競技の勝者のしるし 1)「王冠(ディアデーマ)」ではなく「冠(ステファノス)」 ・黙示録において王冠は、悪魔の象徴である竜がかぶっている。 ・王冠は権力の象徴で、人を従え、富をわが物にし、快楽と好き勝手をするというネガティブな側面を強調している。 ・この王冠を巡って、奪い合いが起こり、その背後に悪魔の暗躍がある。人との比較の中で得られる勝利が「王冠」に象徴されると言ってよい。 ・「冠」は、神の前に与えられたいのちを忠実に走り切る絶対的勝利。 ...
Published 11/17/24
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Published 11/10/24
Published 11/10/24