宿営の外へ(へブル人への手紙13章7節~14節)
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序)へブル人への手紙について ・差出人も、受取人も不明 →差出人は、パウロや使徒たちから学んだ人だった。 →受取人は、当初の熱い信仰を失い、迷い始めていた。 ・キリストがいかに偉大であったか、完全であったのかを旧約の登場人物と対比させて語る。 ・倣うべきは、信仰者の型ではなく、信仰者が見ていた信仰。 1)変わらないキリストと変わった祭壇(8 節~11 節) ・食物規定は、食物ごとに変わるが、イエス・キリストはとこしえに変わらない。 ・祭壇は、幕屋からイエス様へと変わっていた。 2)宿営の外と中(12 節~13 節) ・宿営の外で捧げものは焼かれたように、イエスも門の外で苦しみを受けた。 ・宿営の中には、自分の安心できる環境や、自己防衛的な部分があるかもしれない。 ・自分の罪や十字架を負って宿営の外へ行くことが、イエス様のみもとに近づくことである。 3)来るべき都(14 節) ・宿営の中がよくなっていて、神の都は完成するのではない。 →むしろ、宿営の外で十字架にかけられたイエス・キリストから神の都、神の国は始まっている。 ・だからこの世界の都ではなく、来るべき都(神の国)を求めよう。 結) ・宿営の外へ出て行こう。イエス様と出会える場所、来るべき都がある。
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序)福音への応答に力を集めて~朽ちない冠を共に受けよう~ ・朽ちない冠(第一コリント)=いのちの冠(黙示録)=金の冠=ギリシア世界の陸上競技の勝者のしるし 1)「王冠(ディアデーマ)」ではなく「冠(ステファノス)」 ・黙示録において王冠は、悪魔の象徴である竜がかぶっている。 ・王冠は権力の象徴で、人を従え、富をわが物にし、快楽と好き勝手をするというネガティブな側面を強調している。 ・この王冠を巡って、奪い合いが起こり、その背後に悪魔の暗躍がある。人との比較の中で得られる勝利が「王冠」に象徴されると言ってよい。 ・「冠」は、神の前に与えられたいのちを忠実に走り切る絶対的勝利。 ...
Published 11/17/24
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Published 11/10/24
Published 11/10/24