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序)未来への不安と占い信仰
・古今東西「占い(未来予知)」への求めは強いが、聖書は占いを禁じている。しかし「御心」という言葉で占い的キリスト信仰に陥ることさえある。
1)「不安ビジネス」に巻き取られないために
・ヨハネの黙示録は世界の未来を占う本だという宣伝されている現状がある。
・メディアは不安を煽る言葉を使うと儲けることができることを知っている。
・伝道者 1:9~10 は、落ち着いた対処のための金言:「昔あったものは、これからもあり、かつて起こったことは、これからも起こる。日の下には新しいものは一つもない。 「これを見よ。これは新しい」と言われるものがあっても、それは、私たちよりはるか前の時代にすでにあったものだ。」
・歴史は繰り返す性質がある。知恵深くこの人生を生きるのに必要なのは未来を占うことより、過去から学んで知恵を得ること。
2)「うしろ」から響く声
・ヨハネの黙示録は「ふり返ると見える」という記述から始まる。
→「ふり返ると『起こるべきこと=神の国の到来という未来』が見える」
・ヘブル語で未来を意味する単語はアハリート(アハル:うしろ+エト:時)
・歴史をしっかり見て学べば、私たちは失敗を繰り返さない選択ができる。
・黙示録には、過去に起こった出来事が象徴化されて語られている。過去の出来事(脅威や誘惑)は、姿かたちを変えながら、未来に繰り返される。
・教会が毎週集まって聖書を学ぶのは、懐古趣味ではなく、未来に向かって勇気をもって歩んでいくため、その力と知恵を得るため。
・ふり返って見ることをしないなら、妄信と蛮勇に陥る。
3)ふり返ると「人の子のような方」が見える
・「人の子のような方」=イエス・キリストのこと。
・どんな人の人生にも、イエス・キリストは共にいる。そのことに目が開かれて、気づくことができるなら、救いがある。
・すべてのいのちは、そのいのちを愛する神によって生み出されている。
・一人ひとりの人生が意味あるものになるようにイエス様は働かれているが、大きな声で語り掛けるために、聖書があり、教会がある。
・ずっと一緒にいる神様を無視することは「天罰」に値するのだが、恐れる必要はない。その罰はすべて十字架の上でキリストが身代わりに受けたから。
・この方が共にいて下さることに確信が持てるとき、占いから解放される。
結)「主の日に御霊に捕らえられる」ために
・「主の日」とは神様を求める日のこと(特定の曜日ではない)
・祈りと御言葉を思い巡らすことで「御霊に捕らえられ」やすくなる。