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序)聖書に「神はいない」と書いてある?!
・神の存在は、聖書では大前提である。
・「神はいない」と言ったのは誰だったのか。
1)善を行う者は誰一人いない(1-3 節):絶望
・心の中で「神はいない」と言う者は、愚か者である。
・「神はいない」という人とは「無神論者」のことではない。意図的に神に背を向ける者のことを指している。
・「善」…神の心にかなうこと、人の目にも麗しく善いこと。
・昔も今も、悪がはびこり、闇に覆われたかに見える世界で、社会全体が「神はいない」と叫んでいるかのよう。
・そんな闇の中に、神の目(一筋の光) は注がれる。「神を探し求める者」を探すために。しかし見当たらない。
2)主が避け所である(4-6 節):希望
・「彼らはわたしの民を食らいながらパンを食べ 主を呼び求めない」
→「彼らはパンを貪るようにわたしの民を食い尽くし」(フランシスコ会訳)
⇒「人を食い物にする」自分のり利益を得るために、人を利用する。
・不法を行う者たちの内に現れる恐れ。(5 節)
「なぜならば(キー)」神は 正しい一族と共におられるから
・苦しむ者たちが、その状況から抜けだすために計画を立てるが、不法を行う者たちの力強さによって、計画が頓挫しそうになる。
→しかし「主こそが、彼の避け所、砦」
3)「救い」が来ることへの待望(7 節)とまとめ
・安全が確保されて終わりではなく闇の中に光が広がる将来が歌われる。
・イスラエルの民の救いはシオンから与えられる。
・必ず主の助け・救いは与えられる。
・不法を行う者たちに食い物にされている日々には終わりがくる。
・詩人の目には、イスラエルの民が助け出されるその光景が見えていた。
結)「神はいる」世界で
・主を求め、善を行う者として、この世界に与えられる救いを、光を見て、楽しみ喜ぶ信仰者へと変えられていきたい。