Description
2025年春の花粉飛散量は、前年春の飛散量と前年夏の気象条件に大きく影響されます。2024年春の花粉飛散量は、九州から近畿、北陸から東北南部では例年を下回り、関東甲信も例年並みか少ない傾向でした。一方、東海と東北北部や北海道は例年を上回りました。
2024年の夏は猛暑となり、花芽の形成に好条件な「高温・多照」という気象条件が九州から北海道までほぼ揃いました。このため、2025年春の花粉飛散量は例年に比べて、九州から北海道にかけてのほとんどの地域で多く、四国・中国・近畿では非常に多い所もあるでしょう。
特に、九州から近畿と東北南部では、2024年春の飛散量が少なかったことが影響し、2025年春の飛散量は大幅に増加する見込みです。一方、東北北部は2024年春の飛散量が非常に多かったことと、夏に日照時間が少ない時期があったことが影響し、例年より少ない見込みです。
花粉症の方は、万全な対策を行ってください。マスクやメガネの着用、室内の換気を控えるなど、できる限りの対策を講じてください。