No.318 そもそも薬の原料、原薬が日本にない
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要約 この会話では、日本の医薬品業界における深刻な問題について議論されています。抗菌薬の原料であるペニシリン系の減薬が、ほぼ100%中国からの輸入に依存していることが明らかになりました。過去には中国での製造トラブルにより供給が滞り、医療現場に混乱が生じたことがあります。薬価の下落により、国内での生産が採算が取れなくなり、海外からの輸入に頼らざるを得なくなったことが原因です。しかし、円安の進行により国内生産の方が安価になったため、国は550億円の予算を確保し、国内での減薬生産の再開を支援することになりました。この問題は、国民の健康と安全に直結する重大な問題であり、メディアがあまり報道していないことが指摘されています。 チャプター 00:02:26抗菌薬の原料が中国依存の問題 ペニシリン系を含むβラクタム系抗菌薬の原料である減薬が、ほぼ100%中国からの輸入に依存していることが明らかになりました。5年前に中国で製造上のトラブルがあり、日本のジェネリック医薬品メーカーの供給に支障が出て医療現場が混乱した事例があります。 00:06:37薬価下落による国内生産中止の影響 薬価が下がり過ぎたため、国内での抗菌薬の生産が採算が取れなくなり、海外からの輸入に頼らざるを得なくなりました。しかし、円安が進行したことで海外からの輸入コストが高くなり、国内生産の方が安価になったため、国は550億円の予算を確保し、国内での減薬生産の再開を支援することになりました。 00:08:34メディアの報道不足への批判 この問題は国民の健康と安全に直結する重大な問題であるにもかかわらず、メディアがほとんど報道していないことが指摘されています。重要な情報が国民に届いていないことが危惧されています。 行動項目 00:06:37国は550億円の予算を確保し、明治製菓ファーマとシオノギファーマを支援先に選び、国内での減薬(ペニシリン系抗菌薬の原料)の製造を再開させる 00:08:34メディアに対し、国民の健康と安全に関わる重要な問題をきちんと報道するよう求める
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要約 この会話では、マツバラとひめ先生が勤労感謝の日に働いていることから始まり、医療システムの現状や市販薬の利用増加について議論しています。ひめ先生は、患者が病院に行かずに市販薬で対処する傾向が増えていることを指摘し、電話相談で対応することが多くなったと述べています。マツバラは第一三共ヘルスケアの調査結果を引用し、風邪症状で市販薬を使用する人が4割強いることを報告しています。また、新型コロナウイルスへの不安や対策について、58%の人が不安を感じており、特に60代女性では74%が不安を感じていることが明らかになりました。手洗いや消毒の習慣が83.5%の人で増加したことも報告されています。...
Published 11/23/24
要約 この会議では、ストレスチェック制度とメンタルヘルス対策について議論されました。マツバラとひめ先生が主に話し合い、以下の点が強調されました: 1. ひめ先生は、トランスジェンダーに対する態度がストレスの原因になると指摘しました。 2. 厚生労働省の検討会中間取りまとめで、50人以上の事業所でストレスチェックが義務化されることが話題になりました。 3. マツバラは、精神障害の労災認定件数が平成14年の100人から令和4年には710人に増加したことを報告しました。 4. ひめ先生は、能力の高い女性や若い人に対する差別や圧力がストレスの原因になっていると指摘しました。 5....
Published 11/22/24