No.327 臓器移植み見送り509人
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要約 この会話は、日本の医療システムにおける臨床医と研究医の評価基準の違いについて議論しています。大学病院では、研究業績が重視され、論文の数とインパクトファクターが教授昇進の主な基準となっています。一方、臨床に優れた医師は評価されず、大学病院を去らざるを得なくなっています。この状況が、昨年509人の臓器移植手術が見送られた一因となっていると指摘されています。医療現場と研究の両立が課題であり、臨床を重視する専門病院の設立が提案されています。 チャプター 00:02:11大学病院における医師の評価基準 大学病院では、教授や准教授などの医局メンバーの昇進は、論文の数とインパクトファクター(論文の価値を示す指標)によって決まります。研究業績が優れた医師ほど、教授になる可能性が高くなります。一方、臨床に優れた医師は評価されず、居場所を失う可能性があります。 00:04:52臨床医の流出と影響 臨床に長けた医師が大学病院を去ることで、高度な医療技術を持つ人材が不足します。その結果、昨年509人の臓器移植手術が見送られるなど、医療の質が低下する恐れがあります。また、臓器提供者の意思が反映されない可能性もあります。 00:09:34医療システムの課題と提案 現在の医療システムでは、研究業績が過度に重視されており、臨床医の評価が不十分です。この問題を解決するには、臨床を専門とする病院を設立し、臨床医を適切に評価する必要があります。そうしないと、日本の医療レベルが低下する恐れがあります。 行動項目 00:03:47臨床医の評価基準を見直し、研究業績以外の実績も考慮する 00:09:49臨床を重視する専門病院を設立し、優秀な臨床医を確保する 00:05:14医療現場と研究の両立を図り、バランスの取れた医師の育成を行う
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要約 この会議では、ストレスチェック制度とメンタルヘルス対策について議論されました。マツバラとひめ先生が主に話し合い、以下の点が強調されました: 1. ひめ先生は、トランスジェンダーに対する態度がストレスの原因になると指摘しました。 2. 厚生労働省の検討会中間取りまとめで、50人以上の事業所でストレスチェックが義務化されることが話題になりました。 3. マツバラは、精神障害の労災認定件数が平成14年の100人から令和4年には710人に増加したことを報告しました。 4. ひめ先生は、能力の高い女性や若い人に対する差別や圧力がストレスの原因になっていると指摘しました。 5....
Published 11/22/24
要約 この会議では、TikTokやSNS上での誤情報の拡散について議論されました。マツバラ氏が主に話を進め、健康医療に関する誤情報が特に多いことを指摘しました。美容外科医を名乗るアカウントが多くの誤情報を発信していることが明らかになりました。また、TikTokでの誤情報の拡散が特に顕著で、再生回数が数百万回に達する例もあることが報告されました。SNS上での情報の信頼性を確認する方法として、厚労省のウェブサイトでの医師資格確認が提案されました。さらに、選挙期間中のSNSでの情報拡散についても言及があり、従来のメディアとの違いが指摘されました。最後に、視聴者に対して、SNS上の情報に対して...
Published 11/21/24