Description
引き続きの『タッチ』談議、後篇の議題は地区予選準決勝からクライマックスの須見工戦を経て、最終回まで。
和也同化問題と幸福ひとり占め問題の交錯、マウンドとベンチで同時進行する攻防、発動する柏葉英二郎、新田への最後の投球、ウイニングボールとランニングコースの行方、住友里子の登場と達也の失態、逃げ切れなかった愛の告白、過不足のない終幕、止まった時間としての勉強部屋、黄金時代終焉としての優勝記念皿、ワープ・ホールとしての子犬用食器皿…。
白球と登場人物の心情を追い掛けて、物語は最高潮を迎える決勝戦から最終回へと推移、加えて蟹や人形とのボス戦を以って完結する三角関係を内在した豊穣なる80年代の遺産に、読み返すたび訪れたさよならの終盤戦へ。その後、おかわりは?
※参考画像(https://twitter.com/sc_machine/status/1604099539950272512?s=20&t=oyHVNOWNQvPqspnooaLt4w)