光る君へ日記 第43回 「輝きののちに」
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私は感慨深い。  それは、末っ子・柄本道長が4人の部下を持ち、内気だった彰子が自信にあふれた皇太后様におなり遊ばし、偏つぎでKYなまでに無双してしまった吉高まひろが司会をするまでになったのだから。  ここまでの43回、時には地団駄を踏み、時には時めきながらも、ずっと見守ってきて良かったと改めて思うのであります。  人は変わり、世代交代を繰り返しながら、人生の輝きを後進に譲っていく。  そんなたいそうなことをチラリと考えてしまいました。  さあ今宵もつぼねに集い、友がたりをいたしましょう。 <今回配信の注意> ※おぎたまは史実は史実として、ドラマはドラマとして大いに楽しみたいと考えています。 ※この配信は終始ネタばれ注意回です。「光る君へ」の放送を純粋に楽しみたい方は、番組をご覧になった後に視聴なさるのをお勧めします。 <おぎ注>  ●花散里(はなちるさと):光源氏の妻のひとり。容姿には恵まれないが、心根が優しい。恋愛戦線から早々に離脱するなど立場を弁えている。恨み言などを言わないところを光源氏は高く評価し、子供の養育を任せる。 ※おぎがわかりやすく概要を説明したものにつき、テストで書いてもマルはもらえませんので要注意! 〈出典〉 ビギナーズ・クラシックス『小右記』 藤原実資 倉本一宏編 角川ソフィア文庫 https://www.kadokawa.co.jp/product/322207000633/ ビギナーズ・クラシックス『権記』 藤原行成 倉本一宏編 角川ソフィア文庫 https://www.kadokawa.co.jp/product/322103000169/  <参考> ・ダイジェスト映像はこちらでご覧になれますhttps://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/blog/bl/pyVjX9MK7y/bp/p563Ne8Y8k/ 【ドラマをもっと楽しむコラム】をしへて!倉本一宏さん ~藤原実資と三条天皇はどんな関係? https://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/blog/bl/ppzGkv7kAZ/bp/pg2pyYyl4L/  【用語集】第42回より「大宰権帥/偏つぎ」 https://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/blog/bl/ppzGkv7kAZ/bp/pMJR9ByNrM/ ※自由気ままな古典愛トークですので、学術的・歴史的に正しいものとは限りません。 ※内容は諸説あります。   X(旧Twitter) → https://twitter.com/TUBONEnoANONE ご質問などはこちらへ → https://marshmallow-qa.com/tubonenoanone HP、更新中 →おぎたまの局 https://www.tibonenoanone.com  
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おぎは「後半戦は三条天皇に大注目!」を公言していたわけですが、木村三条が大層に生き生きとなさっているお姿を拝するにつけ、ついつい見入ってしまうのでございます。1000年前のロスジェネ世代には心からのエールを送りたいです。  「幻」からの「雲隠」、そして「宇治十帖」への流れには膝を打ちましたね。このように形作り、私たちに示してくれたことに改めて感謝申し上げたい次第です。(誰に?)  本放送から1日経って、少しは落ち着いて話が出来ると思ったのですが、いざつぼねに集ってみると、友がたりしたいことが噴出してしまいました。   <今回配信の注意> ※おぎたまは史実は史実として、ドラマはド...
Published 11/05/24
古典オタク、それも『源氏物語』のオタクであることを自認しているおぎたまですが、わたしたちには大先輩がいらっしゃいます。  そう、『更級日記』の筆者である菅原孝標女さんです。  少女時代に源氏物語にあこがれて、源氏物語を読みたいと神仏に祈る、女の幸せもほったらかし、妄想が暴走するなど・・・。1000年の時を経て平成時代に高校生だった私たちにも思い当たることが数多あります。彼女の振る舞いに「1000年経ってもオタクはオタク」という真実を見てしまうのです。  しかもその様子を記した日記が1000年経っても残っているとなると、これはもう「源氏物語の元祖にしてトップのオタク」と呼ぶにふさわし...
Published 10/30/24