2019年の大ベストセラーとなった
「ファクトフルネス」の翻訳者の一人である
人気翻訳家の関美和さんは
同じ年に「EQ 2.0」という本も翻訳しています。
この二つの本に共通しているのは
「ありのままに正しく見る」ことだと
翻訳者の関さんは言っています。
仏教では、このありのままに正しく見ることを
「諦観」と言います。
諦観の諦は諦めると読みます。
あきらめるときくと、今日では、
とても見込みがない、仕方がないと断念する
意味でしか使われませんが、明らかに見るとも読み、
「物事を正しく明らかに見る」ことを諦観といわれます。
Published 04/03/21