#007 【レポ】中世の健康マニュアルから戦時下の医療事件まで ー 福岡で見られる医学史 ー
Listen now
Description
先日福岡に行ってきたので、今見られる医学史についてお話ししてみました。「最後のルネサンス人」アタナシウス・キルヒャー、中世の健康マニュアル、九州帝国大学で起こった生体解剖事件など。そろそろ「イントロのメロディと声のトーンが合っていない」と怒られそう。 【参考文献】 /マンフレッド・ウルマン(2022)『イスラーム医学』青土社 /熊野 以素(2015)『九州大学生体解剖事件――70年目の真実』岩波書店 /フランク・M・スノーデン(2021)『疫病の世界史 上』明石書店 /山辺 規子(2011)「中世ヨーロッパの健康のための事物性格表 : Tacuinum Sanitatisの3つの写本の比較」人間文化研究科年報 /アン・ルーニー(2014)『医学は歴史をどう変えてきたか:古代の癒やしから近代医学の奇跡まで』東京書籍 /遠藤 周作(1960)『海と毒薬』新潮社 /読売新聞オンライン(2023)「九大生体解剖 事実知って 医師収集の資料 宇佐市教委に…元捕虜からの手紙も」https://www.yomiuri.co.jp/local/kyushu/news/20230325-OYTNT50023/(2023/04/25) /九州大学 医学歴史館 常設展 /福岡市博物館 特別展「驚異と怪異――想像界の生きものたち」
More Episodes
先週に引き続き、沖縄出身のナカダさんに実体験を伺っています。 よくないことが降りかかったとき、その意味を知りたいと思うのは人類に普遍的な発想なのかもしれないね。 ゲスト:ナカダさん 沖縄出身の20代。中村の元同期であり、現在はオタク仲間。
Published 04/06/24
琉球王国。 関東育ちのアラサーにとっては、独自の伝統と文化を現代に遺す神秘の響きである。 しかし実際のところ、「沖縄のユタ」はどのように現代に存在しているのだろうか。 そんな素朴な好奇心から、その文化の内側にいる沖縄出身の同世代に話を聞いてみました。 ゲスト:ナカダさん 沖縄出身の20代。中村の元同期であり、現在はオタク仲間。 本編で出てきた沖縄語 ・フーチバー:ヨモギの一種 ・ぬちぐすい:「命の薬」という意味
Published 03/26/24