漫画家の半分は今のWebtoonの企画形式が合ってない? 思わず課金したくなる未知の欲求とは #130
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読者が課金して続きを読みたくなるような漫画を制作するうえでは、ある種の優位性を刺激するような企画が求められます。しかもビジネスモデル的に序盤からそういう仕掛けが求められるため、じっくりと感情を描いたり伏線を回収したりするような漫画を得意とする人ほど、不向きということに。 では、そういう人がWebtoonで課金ポイントを早めに設定できそうな企画とは、一体どんなものか。その1つは、解放欲求を刺激する企画ではないでしょうか。 読者が「これはキツい…! でも、目が離せない…!」となってしまうような設定をつくり、そのキツい状況から解放されることで救済欲求を満たし、ハッピーな気持ちにさせる漫画です。 どんな状況が主人公、つまり作者自身にとってキツいかを考え、「その状況だと、こんなことができるよね」という発想から制作する方法なら、従来のWebtoonの形式が苦手な人にもチャンスがあるかもしれません。 もちろん、読者の苦しさに訴えかけて課金させるというのは、従来の手法に比べて難しいチャレンジであることは間違いありません。 それでも、いま課金ポイントの上手な設定ができず、Webtoonの企画に苦戦している人にとって、きっと何らかのヒントになるかも・・・?! そんな企画のタネを提供する回となっております。
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画力を向上させるための日々の練習に励んでいる人は多くいますが、気になるのが「回数」や「時間」ありきでの取り組みとなっていて、「満足いくまで仕上げる」ことを優先していないのではないかという点。 習慣化を信仰するあまり、ゴールに辿り着くことを放棄していては、「できた!」という感覚を自分で掴むことができません。たしかに最初は時間がかかるかもしれませんが、まずはできるまでやってみる。そして、できるようになるまでの時間を減らすことを目指す。それが正しい順番ではないでしょうか。 筋トレなどのように習慣化そのものを目的とするのではなく、上手くできたという感覚を体に染み込ませることが、反復練習の本来...
Published 11/20/24
他の人から見れば、「そんなことで悩まなくても」「もっと気軽に考えたら?」と言われそうなことでも、本人的にはどうすればいいかわからないダメ出し・やり直し依頼は数多くあると思います。 編集者から否定(ダメ出し・やり直し依頼)を繰り返されてしまうと、自分の中でどんどん迷いが生じてしまい、余計わからなくなってしまう事態に。そんなときに意識したいのが「ユーモア」の気持ちなんですが、それも余裕があってこそのもの。否定されることを恐れている状態では、自信も持てません。 そんなときにおすすめの方法は、ひとまず案をたくさん出すこと。本来必要なのは作者である自身の言葉なのに、正解探しのモードになってしま...
Published 11/18/24