Description
前編に引き続き、お米などからアルコールを作るベンチャー企業、株式会社ファーメンステーション代表、酒井里奈さんの回、中編です。
2013年に岩手県奥州市でバイオエタノールを作るプロジェクトに参画してから、現在までの話を聞きます。
製造するエタノールそのものを価値化する話と、その製造工程で生まれるものや周辺との関係も含めた事業化の話など、小さなメーカーが取り組むべきことが詰まった内容です。
<内容>
・岩手県奥州市の使われなくなった酒蔵を復活させてバイオエタノール製造所に
・エタノールを作るつもりが、味噌ができた
・製造コストの目標は1L 70円、実際のコストは1Lで20,000円
・バイオ燃料じゃないエタノールの可能性を考える
・原料からトレースできる循環型のエタノールに市場はあるのか。
・蒸留もろみのかすがにわとりのいい餌になって、にわとりの卵を使ったお菓子ができて、鶏糞がいい肥料になって、畑にまいたら野菜やお米が生まれた。
・循環の仲間が増えてきて、それを見学する人が訪れるようになった
・米だけではなく、未利用資源を発酵させて価値を創出するという企業
・製造量を増やして単価を下げるのではなく、製造工程で生まれるものを利用してトータルで事業化
・経産省のアルコール事業法の許認可をとるには
・「未利用資源からできているものの方がいい」という価値観を作りたい
・お酒を飲んだことのない若者と、目的を持って入ってくる社会人。東京農大の醸造科はどんなところか
【株式会社ファーメンステーション】https://fermenstation.co.jp/
<Distillery Class>
企画・運営:mitosaya
オープニング、エンディング曲:Yuzu Katane
カバーアート:西本良太
デザイン:TAKAIYAMA inc.
制作協力:神谷達生