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先週に引き続き、『虚構の森』という本を出されたばかり、森林ジャーナリスト・田中淳夫さんのインタビューです。 「虚構の森」このタイトルのとおり、私たちが森や自然に関して、当たり前だと思っていることについて、この本は「本当にそうなのか?」と疑問を投げかけています。 例えば、森はCO2を固定するという“常識”。 実はこれも、必ずしもそうではないコトもあるらしい・・・今日はそんなお話です。
Published 04/09/22
最近、よく耳にする「SDGs」。 皆さんも、環境の事を考えマイボトルやエコバッグを普段から利用している方もいるのではないでしょうか。 そんな「SDGs」。この番組で触れる機会も多いですが、それらの情報が全て本当なのかというと、、、実は疑ってかからないといけないこともあるようです。 今週からのゲストは森林ジャーナリストの田中淳夫さん。 林業や環境問題をめぐる「不都合な真実」をジャーナリストの視点で解説していただきます。
Published 04/02/22
仙台のご当地グルメ「セリ鍋」の仕掛け人、宮城県名取市・三浦隆弘さんのセリ作り、リポートします。 実はセリは、春だけでなく、秋と冬にも旬があるということなんですが、今回はそんな「季節」「自然のサイクル」をめぐるお話です。 「この土地で400年続いてきたセリ作りを、次の400年へ繋ぐことが仕事のモチベーション」 400年先へつなぐために、三浦さんはどんなことをしているのか。 実は、セリだけでなく土地の生態系全体にまで考えを巡らせているんです。
Published 03/26/22
宮城県仙台市のお隣、名取市からのリポートです。 春の七草の一つ「セリ」。 その「セリ」を根っこごと食べる「セリ鍋」を広めた仕掛人のお一人が、名取市下余田にある三浦農園・三浦さんです。 「セリ」がどんな場所で育っているのか、実際に三浦さんの仕事場へと向かうと、そこは水が湧き出す水田。フワフワの土と豊な水がありました。
Published 03/19/22
東京農業大学の林学博士、西野文貴さんと行く、東北沿岸部・東松島の植物をめぐる大冒険! 植物に異常な愛情を見せる東京農業大学・西野文貴さんは、私たちを東松島の道路から外れたところにある、うっそうとした茂みの奥へ連れていき…ある植物を目の前に、おもむろに何かをバッグから取りだしました。 いい香の主とは? さらに、西野さんの植物に対する愛情の一端も垣間見られました。
Published 03/12/22
この番組でお伝えしている、被災地沿岸部に“いのちを守る森づくり”を行っている「鎮守の森のプロジェクト」。その植樹リーダーであり、東京農業大学の林学博士、西野文貴さんと共に、いつも植樹しているその土地本来の樹=“潜在自然植生”が実際にどんなところに生えているのか、宮城県東松島市の森でフィールドワークしてきました。 今回は、鎮守の森のプロジェクトでは植樹しない樹、「松」にスポットをあててお送りします。 東北沿岸部には、元々どんな植物が根付いていて、東日本大震災からまる11年が経った現在、どうなっているのでしょう。
Published 03/05/22
東北・東松島の森は、どんな植物によって形作られているのか。 「三陸の沿岸部に、本来根付く植物」は一体なんなのか。 東京農大の西野文貴さんとフィールドワークしてきました。 縄文時代から人が暮らしていたという高台の「タブノキ」を見た私達が次に向かったのは、「宮戸島」の漁港にもほど近いところにある、神社です。 この神社の周辺にも、三陸の植物を知るヒントがいっぱいありました。
Published 02/26/22
東北の被災地沿岸部に、その土地に合った潜在自然植生の苗を植えて、いのちを守る森づくりをしようと取り組んでいる「鎮守の森のプロジェクト」 今回は、東北・東松島の森と潜在自然植生について、若き研究者、東京農大の研究者・西野文貴さんと共に、森を歩いてきました。
Published 02/19/22
絶海の孤島・小笠原諸島 西之島。 今週も調査チームのメンバー、鳥類学者・川上和人さんに、私たちが上陸できる日が来るのか? 西之島という存在が私たちにもたらす影響について伺いました。
Published 02/12/22
今週も、森林総合研究所・島嶼性(とうしょせい)鳥類担当チーム長で鳥類学者の川上和人さんのインタビューをお届けします。 海底火山の噴火で、もともとの自然が全てリセットされた小笠原諸島・西之島。 火山灰に包まれたこの島に最初に定着する生き物は、どうやら「鳥」かもしれない! では、鳥をきっかけに生態系ができるのは、いつなのか。 もっと言えば森ができるのは何年後なのか。何百年後なのか。何千年後なのか。 今回はそんなお話を、西之島の調査チームのメンバー、鳥類学者・川上和人さんに伺っていきます。
Published 02/05/22
森林総合研究所・島嶼性(とうしょせい)鳥類担当チーム長で鳥類学者の川上和人さんのインタビューをお届けします。 海底火山の噴火が、もともとあった島をのみ込み、全く新しい島になってしまった小笠原諸島・西之島。 川上さんはその調査チームの一員として、何度も島を調べています。 去年の調査では、噴火の影響で陸上の生き物が全くいなくなった島に、なんとカツオドリという鳥だけが戻り、驚くほど大繁殖していた西之島。 この「鳥」、離島に生態系が生まれるには、ものすごく重要な存在かもしれません。鳥の専門家・川上さんが考える、西之島のこれから、伺いました。
Published 01/29/22
いま世界中の生物学者が注目しているという日本のある島をめぐるお話です。 海底火山の噴火によってどんどん面積を広げるあの島、小笠原諸島・西之島の調査チームの一員として知られている鳥類学者・川上和人さんに詳しく伺っていきます。 西之島がなぜ世界から注目されているのか。島でいま起きているコトとは。 (このインタビューはトンガ沖の海底火山噴火の前に行いました。)
Published 01/22/22
東京・町田市、神奈川県・川崎市/横浜市を流れ、東京湾にそそぐ「鶴見川」。 この川が、いま国を挙げて進む「流域治水」のお手本になっていると言います。 なぜなのか? この鶴見川流域は、40年前から流域治水に取り組んできた先駆者だから。今週も、市民活動として、鶴見川の流域治水や、流域という考え方の啓発を続けてきた慶應義塾大学名誉教授・岸由二さんのお話です。
Published 01/15/22
今週も引き続き『生きのびるための流域思考』の著者で、慶應義塾大学名誉教授の岸由二さんのお話です。 雨の水を集めて川にする地形・・・「流域」。 実はこの考え方が、水害対策にも有効だということが分かっています。 神奈川にお住まいの方ならわかると思いますが、「鶴見川」という川がそのお手本になるということなんですが・・・どういうことか、岸さんに伺います。
Published 01/08/22
今週は、山と谷、森と川、平野と海といった自然を大きくとらえる考え方、「流域」にスポットを当てていきます。 お話を伺うのは、慶應義塾大学名誉教授の岸由二さん。 実はこの流域という概念、生物多様性はもちろん、ここ数年相次ぐ水害を考えるうえでも、とても重要なもの。 ぜひ、知って頂きたいと思います。
Published 01/01/22
アウトドアライフアドバイザーの寒川一さんとの焚き火を囲む会、焚き火で入れるレンメルコーヒーを飲み、焚き火でマシュマロを焼き、アイヌの方や北欧の先住民族サーミの方、それぞれが想う「焚き火」についてなど、焚き火があるからこそ話せることを、複数回にわたってお届けしてきましたが、それもそろそろ終わりが近づいてきました。 最後は、片付けも含めた「焚き火の作法」について伺いました。 100年後、1000年後も、焚き火を楽しんでもらうために、今、私たちが何をやらなければならないのか。これまでのお話を振り返りながら、お聴きください。
Published 12/25/21
今週も焚き火の達人でアウトドアライフアドバイザーの寒川一さんとの焚き火回の続きをお届けします。 先日、北欧のスタイル、焚き火で入れるレンメルコーヒーの作り方を教えていただきましたが、寒川さん、その北欧の先住民族、サーミの方たちと焚き火を通じて親交を深めているようです。 そこで教えてもらったのが、焚き火の不思議な力。どうやら焚き火には、数万年の時間を飛び越える何かがあるらしいのです。 焚き火を囲みながらだからこそ、話せる、ちょっと不思議な、でも、なんだかスーっと入ってくるお話、お伝えします。
Published 12/18/21
焚き火の達人・アウトドアライフアドバイザーの寒川一さんのご自宅で、寒川さん自ら用意してくれた焚き火を囲みながらの時間はまだまだ続きます。 薪をくべ、火を見つめながら、「焚き火の作法」、「型」のお話、そして、寒川さんが何度も通う北海道のアイヌの人たちのお話です。 「アイヌの方たちは丁寧な暮らしをしている」という寒川さん。 そこには、全ての事に感謝して生きる、当たり前なようでいて、なかなか難しい、だけど、生きていくうえでとても大切な事、教えていただきました。
Published 12/11/21
今回も、この番組ではおなじみ、焚き火の達人、アウトドアライフアドバイザーの寒川一さんのご自宅にお邪魔し、実際に焚き火のおもてなしを受けながら、「焚き火の作法」お話いただきました。 寒川さんが北欧の先住民族から教わったという独特の「コーヒーの淹れ方」とは。測らない! コーヒーができたかどうかは、コーヒーが教えてくれる! ついつい時短を意識してしまう現代人にとっては、驚くことばかりですが、実は、アウトドア・自然とともに過ごすことの深い考え方、「本質」が隠されていました。
Published 12/04/21
アウトドアブームが続く中、暖かく、調理もできて、そして何より、癒される「焚き火」にハマる方が今、増えています。 この番組ではおなじみ、焚き火の達人であり、アウトドアライフアドバイザーの寒川一さんにお話を伺いました。 先日、『焚き火の作法』という新しい本を出したばかりということで、今回はなんと、寒川さんのご自宅に招待してもらいまして、お庭で、焚き火のおもてなしを受けつつ、寒川流「焚き火の作法」、教えていただきました。
Published 11/27/21
今回は、先月お届けした私たちの親戚、「類人猿」をめぐるお話の続きです。お話を伺ったのは、日本オランウータン・リサーチセンター代表で、NPOボルネオ保全トラスト・ジャパン理事の黒鳥英俊さん。 上野動物園のオランウータン担当飼育員などを経て、現在は、動物園のオランウータンの研究の他、保護活動にも取り組んでいます。動物園をとりまく環境の変化、なぜ、保護活動が必要なのか、野生の類人猿が置かれている状況から、私たち人間が及ぼす影響について伺いました。
Published 11/20/21
11月6日・7日に一人ひとりの地球にやさしいアクションを応援するイベント「GTFグリーンチャレンジデー2021オンライン」が開催されました。 今週は、6日に行われた井上あずみさんとのトークライブの模様をお届けします。 『となりのトトロ』、『天空の城ラピュタ』などのテーマ曲でお馴染みの歌手・井上あずみさん。宮崎駿監督と一緒に行っている活動や、洋服のリメイクなど、環境問題への取組、伺いました。
Published 11/13/21
今週も、デザイナーで経営者、そして環境省の森里川海アンバサダーとしても活動するマリエさんにお話を伺います。 洋服のデザインだけでなく、梱包までやっていたり、「デザイン」から私たちに考えるきっかけを与えてくれたり。ファッションを通じて「サステナブル」を伝えるために様々な工夫をされているマリエさん。そんなマリエさんが思う、デザインとは?
Published 11/06/21
今週は、11月6日・7日にオンライン開催される「GTFグリーンチャレンジデー2021」を前に、イベントゆかりのゲストをお迎えします。 環境省のアンバサダーに就任しているマリエさん。 モデルの枠を超え、経営者、デザイナーとして「サステナブル」をテーマに活動を続けるマリエさんに、ファッションと環境について伺っていきます。
Published 10/30/21
今週は、私たち人類の「親戚筋」にあたる動物、類人猿をめぐるお話です。 お話を伺ったのは、オランウータンの研究者・黒鳥英俊さん。 40年にわたるオランウータン研究、そして、保護活動にも取り組んでおり、類人猿を愛し、類人猿に愛された研究者。 改めて、「類人猿」はどういう動物なのか。黒鳥さんが興味を持ったきっかけや、類人猿に愛された驚きのエピソードをご紹介。
Published 10/23/21