近代化論に対するラテンアメリカからの反論:構造主義から従属論を経て世界システム論へ
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近代化論に対する「周辺」からの挑戦といえる従属論の歴史的意義とこれに対する批判を紹介したのち、21世紀の新自由主義時代におけるその役割を再評価する。参考文献:クリストバル・カイ(2002)『ラテンアメリカ従属論の系譜――ラテンアメリカ:開発と低開発の理論』(吾郷健二監訳)大村書店イマニュエル・ウォーラーステイン(1981)『近代世界システム1、2』(川北稔訳)岩波現代選書山下範久(2003)『世界システム論で読む日本』講談社選書メチエ
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本科目の総括として、標記テーマ(サブタイトルを自由に設定)についてグループごとにプレゼンテーションを行ない、質疑応答・ディスカッションをする。また、期末レポートの中から、優秀なものを数件選び、プレゼンテーションを行う。課題文献:内橋克人(2005)「日本「構造改革」論の虚実―ラテン・アメリカを既視感として」佐野誠(2005)「「失われた10年」を超えて―ラテン・アメリカの教訓」※いずれも内橋克人・佐野誠編(2005)『ラテン・アメリカは警告する―「構造改革」日本の末来』新評論に所収
Published 07/08/09
担当者は、2006年から1年半にわたり、JICA(国際協力機構)草の根技術協力事業(支援型)のプロジェクトマネージャーとして、メキシコ・チアパス州のコーヒー生産者協同組合「マヤビニック」を支援してきた。そこで本プロジェクトの目的・概要・経過を説明した後、自立支援がいかに困難な課題であるかを事例に即して紹介、議論する。また、現在、プロジェクトは第2フェーズに入ろうとしている。現段階での、今後の展望も示す。課題文献:「山本純一の視点」のうち、JICA草の根技術協力に関するブログ(http://web.sfc.keio.ac.jp/~llamame/index.html)
Published 06/24/09
ネオリベラリズムのオルタナティブといわれている「連帯経済」の概念を歴史的かつ経済学的に整理したのち、メキシコ・チアパス州とブラジルの事例を考察する。課題文献:山本純一(2006)「連帯経済―人間中心の経済の再生をめざして」『月刊オルタ』2006年2月号――――(2005)「連帯経済の構築と共同体の構造転換―メキシコ最貧困州チアパスの経験から」内橋克人・佐野誠編『ラテン・アメリカは警告する―「構造改革」日本の末来』新評論――――(2004)『メキシコから世界が見える』集英社新書――――(2005)「もうひとつの世界は可能か――第5回連帯経済ワークショップに参加して」『山本純一の視点』200...
Published 06/17/09