コミュニケーションの生成・連鎖としての社会システム
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社会システム理論では、社会の構成要素は人ではなく「コミュニケーション」であるといいます。ここに、社会の捉え方に関する理論的革新があります。それでは、コミュニケーションを中心として社会を捉えると、どのように捉えることができるのでしょうか? 授業では、社会をコミュニケーションの生成・連鎖として捉える視点、および、人間の思考を意識の生成・連鎖として捉える視点を身につけます。また、自分で自分を生み出し続けるシステムを理解するうえで重要な「自己言及」(自己準拠)や「オートポイエーシス」(自己生成)の概念を学びます。
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ルーマンが引き継ぎ、精緻化した「オートポイエーシス」の考え方について再考します。
Published 07/24/11
ゲストスピーカーとして、企業・組織における学習やコミュニケーション、社会システム理論では、近代社会は、経済、法、学問、宗教など、機能的な分化が起こったと捉えます。つまり近代社会では、経済システム、法システム、学問システム、宗教システムなどがそれぞれ自律的に動いているということです。それぞれの機能システムは、どのようなコードで動いているのか、また、それがどのように発展してきたのかを見ていきます。また、社会システムのいくつかの類型(タイプ)、つまり「相互行為」、「組織」、「(全体)社会」、「社会運動」の特徴について概観します。
Published 07/10/11