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数理生物学 2013
たったひとつの細胞の中にも、タンパク質に限っても数千種類の分子が存在し、相互作用しています。こうした細胞が、しばしば数兆以上集まって、多細胞生物の個体が構成されます。また、生命は、30億年以上の進化によって現在の姿へと発展してきたと考えられています。こうした、時空の双方にわたり極端に複雑な対象を理解するために、論理的に思考し、理論的、数理的に対象を捉えるアプローチは欠かせません。 この講義では、生命の起源、遺伝コードの確立、セントラルドグマの進化など、実験科学のみでは捉えがたい、しかし生命科学がいずれ取り組むべき魅力的な謎に対して、最新の生命科学の成果を踏まえた議論を試みます。
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自然選択によって駆動されるダーウィン進化は、不完全な自己複製を行う複製子が存在すれば、必ず起こります。数理モデルで表現することも難しくは ありません。ただし、現在の複雑な生態系や、精緻に進化したさまざまな生物種が、どのようにして進化可能であったのかを理解するためには、多くの困難があります。ダーウィン進化がどのように理論化できるのか、その基礎 を学びます。
Published 07/18/13
セントラルドグマとは、抽象的な情報でしかない遺伝暗号を、現実世界で機 能する分子へと変換する仕組みの核心を説明するものです。情報から現実への変換に着目し、情報分子である核酸と機能分子であるアミノ酸の対応を決定する遺伝暗号のコドン表、そしてコドン表に応じてアミノ酸分子を割り当てる翻訳が、ダーウィン進化によってどのように成立しうるかを考えます
Published 07/04/13
恒温(温血)動物について学び、その「効率の悪さ」を確認します。その上で、効率の悪い恒温動物が進化し、現在も繁栄する理由を考えます。
Published 06/27/13
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