#10大事なことを成し遂げようとする時の心がけ
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「百里を行く者は九十里を半ばとす」という言葉があります。 何事も 初めの時には、 勢いよく 出発していくんですが 次第にその勢いは衰えて、初めの気持ちを忘れてしまい、 あと少しというところで気を緩めてしまう。 だから「百里を行く者は九十里を半ばとす」 90%まで来て、やっと半分まで来たのだと心得なさいと言われ、 最後まで気を緩めてはならないという戒めの言葉です。 日本の三大古典のひとつ、兼好法師とも言われる、 徒然草の中にも同じことを言った話があります。
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お釈迦様は、 「怒らないことによって怒りにうち勝て 良い事によって悪いことにうち勝て 分かち合うことによって物惜しみにうち勝て」と仰っています。 腹を立てて攻撃してくる人に、こちらも怒りの炎を出してぶつかると、 更に大きな怒りとなり、手が付けられなくなります。
Published 04/07/21
2019年の大ベストセラーとなった 「ファクトフルネス」の翻訳者の一人である 人気翻訳家の関美和さんは 同じ年に「EQ 2.0」という本も翻訳しています。 この二つの本に共通しているのは 「ありのままに正しく見る」ことだと 翻訳者の関さんは言っています。 仏教では、このありのままに正しく見ることを 「諦観」と言います。 諦観の諦は諦めると読みます。 あきらめるときくと、今日では、 とても見込みがない、仕方がないと断念する 意味でしか使われませんが、明らかに見るとも読み、 「物事を正しく明らかに見る」ことを諦観といわれます。
Published 04/03/21