#13「もったいない」のルーツに学ぶ、 人や物を大切にし、自分自身を大事にする精神
Listen now
Description
ノーベル賞を受賞した環境保護の活動家・ ケニア出身のワンガリ・マータイさんは、 日本に「もったいない」という考え方が あることを知り、感激したといいます。 私たちが日常的に使っているこの 「もったいない」という言葉も、 「ありがとう」と同じく、仏教から出てきた言葉です。 「もったいない」の 「勿体」とは、物の体ということで、 物の本来のあるべき姿という意味ですから、 「勿体ない」は、そのものの 本来のあるべき姿でないということです。 「もったいない」という言葉の中には 「そのものの価値を最大限に活かしきる精神」が あります。
More Episodes
お釈迦様は、 「怒らないことによって怒りにうち勝て 良い事によって悪いことにうち勝て 分かち合うことによって物惜しみにうち勝て」と仰っています。 腹を立てて攻撃してくる人に、こちらも怒りの炎を出してぶつかると、 更に大きな怒りとなり、手が付けられなくなります。
Published 04/07/21
2019年の大ベストセラーとなった 「ファクトフルネス」の翻訳者の一人である 人気翻訳家の関美和さんは 同じ年に「EQ 2.0」という本も翻訳しています。 この二つの本に共通しているのは 「ありのままに正しく見る」ことだと 翻訳者の関さんは言っています。 仏教では、このありのままに正しく見ることを 「諦観」と言います。 諦観の諦は諦めると読みます。 あきらめるときくと、今日では、 とても見込みがない、仕方がないと断念する 意味でしか使われませんが、明らかに見るとも読み、 「物事を正しく明らかに見る」ことを諦観といわれます。
Published 04/03/21