#18正しい「仏」の意味について
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仏教とは、「仏」の説かれた教え、ということです。 では、仏とは何か? よく人が亡くなりますと 「あそこのおじいさんもとうとう仏になってしもうたか」 と言ったり、テレビなんかで「 仏の身元を洗え」など 死んだ人の事を皆、「仏」と使っています。 しかし、もし仏=死人のことだとすると、 仏教は死んだ人の説いた教え、死人の教えという意味に なってしまいます。死んだ人が教えを説けるはずはありませんので 死んだ人を「仏」というのは大変な間違いだと判ると思います
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お釈迦様は、 「怒らないことによって怒りにうち勝て 良い事によって悪いことにうち勝て 分かち合うことによって物惜しみにうち勝て」と仰っています。 腹を立てて攻撃してくる人に、こちらも怒りの炎を出してぶつかると、 更に大きな怒りとなり、手が付けられなくなります。
Published 04/07/21
2019年の大ベストセラーとなった 「ファクトフルネス」の翻訳者の一人である 人気翻訳家の関美和さんは 同じ年に「EQ 2.0」という本も翻訳しています。 この二つの本に共通しているのは 「ありのままに正しく見る」ことだと 翻訳者の関さんは言っています。 仏教では、このありのままに正しく見ることを 「諦観」と言います。 諦観の諦は諦めると読みます。 あきらめるときくと、今日では、 とても見込みがない、仕方がないと断念する 意味でしか使われませんが、明らかに見るとも読み、 「物事を正しく明らかに見る」ことを諦観といわれます。
Published 04/03/21