#26過去に犯した過ちや失敗を反省し、再出発できる
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どんな人も大きな過ちを犯すことで、 迷惑をかけて 信用を失うことがあります。 それが大きい過ちであればあるほど、 向き合うのは辛く苦しいことで、 忘れてしまったり、 心の奥深くにしまいこんだりします。 「あれは仕方がなかったんだ」 「条件が悪かったんだ」と、 自分の犯した罪を認めず言い訳したりします。 このように犯した罪から 目を背けていては何も変わりません。 お釈迦様は、自らの過ちと 真正面から向き合い、 心から反省、懺悔したならば、 どんな人でも 生まれ変わることができることを 昨日話をしたアングリマーラと言う殺人鬼となったものが お釈迦様のお弟子になったことを通して教えられています。
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お釈迦様は、 「怒らないことによって怒りにうち勝て 良い事によって悪いことにうち勝て 分かち合うことによって物惜しみにうち勝て」と仰っています。 腹を立てて攻撃してくる人に、こちらも怒りの炎を出してぶつかると、 更に大きな怒りとなり、手が付けられなくなります。
Published 04/07/21
2019年の大ベストセラーとなった 「ファクトフルネス」の翻訳者の一人である 人気翻訳家の関美和さんは 同じ年に「EQ 2.0」という本も翻訳しています。 この二つの本に共通しているのは 「ありのままに正しく見る」ことだと 翻訳者の関さんは言っています。 仏教では、このありのままに正しく見ることを 「諦観」と言います。 諦観の諦は諦めると読みます。 あきらめるときくと、今日では、 とても見込みがない、仕方がないと断念する 意味でしか使われませんが、明らかに見るとも読み、 「物事を正しく明らかに見る」ことを諦観といわれます。
Published 04/03/21