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今回は特別編として『BRUTUS』No.994紙上にも掲載された鼎談の模様をお送りします。お相手はヒップホップユニット"Dos...
Published 11/02/23
テレビというメディアの重大な構成要素である「音声」に関する考察を深めていった結果、話題は"どうしたら発言が使われるか"、ひいては"どうしたら売れるのか"という演者側の技術論まで発展。清水さんによると、実は撮影現場でタレントを"一番よく見ている"のは「音声さん」ではないかということで、特に"ながら視聴"されるようになったテレビで売れていきたい若手が意識するべきポイントを紹介してくださったことをきっかけに、「芸人講座」のような展開に。シーズン1最終回にして、いとうせいこうが当番組で「テレビの技術論」をやりたかった理由の核心へ触れます。エンタメの話題は尽きないなか、シーズン2の構想も飛び出すが....
※シーズン1は今回で一旦区切りとなります。またぜひ、「ケモノ道でお会いしましょう」!
■番組概要
毎週木曜日...
Published 09/28/23
テレビ朝日の技術職として、数々の有名バラエティ番組、「朝まで生テレビ」「報道ステーション」などの報道番組に携わってこられた清水さんをお招きし、テレビというメディアを"音声"の面から支えてきた裏方について掘り下げていきます。実際にテレビに出演する側である二人も、"何十年も一緒に仕事をしてきた"身近な存在でありながら「音声さん」の実態をほとんど分かっていなかったとのこと。番組や出演者のキャラクターを生かしながら、"プロとして恥ずかしいことにならないようにする"職人仕事の繊細さに二人は終始驚かされ、話は"どうしたら音声をオンエアで使ってもらえるか"というような出演者側の技術論にまで発展していきます。さらに「だいじなケモノ道」の配信をご覧になった清水さんによれば、当番組のマイクのつけ方も最適ではないようで....
■番組概要
毎週木曜日...
Published 09/21/23
今回は"九龍ジョーがいとうせいこうにどうしても話を聞きたかった"人物、景山民夫について。晩年の不穏な状況もあり今では言及されることが少なくなったものの、『シャボン玉ホリデー』『11PM』『クイズダービー』といった数々の名番組を手掛け、作家としてテレビの歴史を作ってきた人物である景山の知られざる足跡を二人で辿ります。ジャンル横断的に各所へ首を突っ込み、若い才能を発掘しながら次世代へ多大な影響を与えてきた景山の功績は世間の評価以上に大きく、"自身もフックアップされた一人"であると言ういとうによれば、彼は"日本カルチャー界のものすごい台風の目"であり、"「テレビ」というメディアの別の可能性を考えるうえで準拠すべき点"でさえあったとのこと。テレビがかつての勢いを失い、昭和の偉人たちも次々とこの世を去っていくなか、もし景山のような人物がいたとしたら「日本のカルチャー」はどんな姿になっていたのか....
■番組概要
毎週木曜日...
Published 09/14/23
今回は「ビッグ3」の一角とも言われる巨人・タモリについて。デビューから半世紀にも及ぶこれまでの彼の歴史を、テレビや芸能界自体の変遷と重ね合わせながら、自身もその後継者の一人と目されてきた立場であるいとうせいこうと九龍ジョーが改めて考察していきます。ある意味で"釈迦"の生涯にさえ準えられる極端な転身により、"夜"のアングラ芸人から一躍"昼"の顔になったタモリ。彼は「笑っていいとも」でどんな"笑い"をし、どう振る舞ってきたか。そして「いいとも」以後の令和の時代に、もし彼のような役割を担える人物がいるとしたら、それは誰か。最後にいとうはこれから「テレビ的なもの」が残っていく可能性として、"朝"という時間帯を挙げ....
■番組概要
毎週木曜日 最新話配信
出演:いとうせいこう、九龍ジョー
作家:竹村武司
ディレクター:中内竜也
プロデューサー:井上陽介(テレビ東京コミュニケーションズ)、柳橋弘紀
※番組内の用語注釈
・02:37【赤塚不二夫】
1935-2008年...
Published 09/07/23
報道番組のフロア統括もされている福岡さんによると、常に予想外の出来事に対応しなければならず、些細な不体裁が大ごとになる報道は、バラエティーとは比べ物にならないほどの慎重さやその場での瞬発力が求められるとのこと。放送の前から、"カメラに映らない" "現場にいる人間でさえ気づかない"、最善の準備をしている「裏方」の繊細な仕事に終始二人はうならされます。そして後半では、福岡さんが自ら"原点"と語る、「完璧なカンペ」に至るききっかけとなったある「失敗」を巡るエピソードに。新人時代に初めてフロアを担当した新春特番中、ある大物タレントを前に緊張して臨んでいた福岡さんのカンペが、すさまじい突風によって吹き飛ばされてしまい....
※8/7(月)の配信はお休みになります
■番組概要
毎週木曜日...
Published 07/27/23
1993 年に入社された制作会社でADを担当後、フリーとなり、数々の人気番組へディレクターとして携わってこられて御年54 歳。現在は『くりぃむクイズ ミラクル9』『櫻井・有吉 THE 夜会』などのバラエティや、報道番組でのフロア統括をされている福岡さん。何年も一緒に生放送をしてきたいとうせいこうによると、福岡さんのカンペ操作は「完璧」であり、これまで一度も失敗がないとのこと。無数の要素をふまえて一文字単位でカンペを調整をしたり、サブの指示の及ばない箇所をフォローしたりと、出演者に最も近い「現場監督」の繊細な職人仕事を紐解いていきます。後半では、福岡さんが収録現場に持参してくださった"ディレクター業務についてまとめた資料"のあまりに行き届いた内容から、二人は「いかに出演者の生殺与奪がフロアディレクターに握られているか」という結論にいたり....
■番組概要
毎週木曜日...
Published 07/20/23
今回はテレビや演劇、文芸などの世界におけるキーパーソン「中島らも」について。各所で才能をフックアップしてきた彼の、知られざる足跡を二人で辿っていきます。シティボーイズやいとうせいこうを大阪の芸能界へ呼び寄せた人物でもある中島は、実はダウンタウンが『夢で逢えたら』より前に東京の特番に出演した際の、番組ホストであったとのこと。偶然番組に立ち会っていたいとうは、その時観た40年近くも前になる初期ダウンタウンのコントの光景を今でも覚えており、その記憶から、彼らの中にある"誰も指摘してこなかった"中島らもの影響を感じとるようで.....
■番組概要
毎週木曜日...
Published 07/13/23
今回は、演劇とコントにおける「笑い」の違いというテーマについて。テレビコント番組が廃れ、演劇を観る人も劇団数も減少傾向にあるなか、それぞれの形式はどのように変化し、どのようにクロスオーバーしてきたか。シティボーイズや宮沢章夫など、業界の歴史を作ってきた大人物たちの"もはや神話に近い"エピソードの数々から、彼らと実際に活動をともにしてきたいとうと九龍の二人で、その変遷を辿ります。「面白いものが生まれそうな予感はある」世界のこれからについて、注目すべきポイントとは....
■番組概要
毎週木曜日 最新話配信
出演:いとうせいこう、九龍ジョー
作家:竹村武司
ディレクター:中内竜也
プロデューサー:井上陽介(テレビ東京コミュニケーションズ)、柳橋弘紀
※番組内の用語注釈
・02:07【渋谷コントセンター】
渋谷のユーロライブで定期的に開催しているコント公演企画の総称。演劇とコントが競演する「テアトロコント」や企画公演を行う。
・08:28【宮沢章夫】
劇作家、演出家、作家。1956年生まれ、2022年死去...
Published 07/06/23
テレビ局の美術デザイナーとして、順調にキャリアを重ねられていった邨山さん。「まつもtoなかい」などの注目番組や「東京2020パラリンピック」という本来のジャンル外の巨大なイベントのデザイン業務に関わられた経験を通して、"テレビのよさ"や"まだテレビにできること"を実感されたとのこと。そして業界全体が衰退していくといわれているなかで、その現場の当事者の口から語られる"テレビというメディアの可能性"に、実際にテレビへ出演する側でもある二人も思わず共感を覚えます。最後には、当番組の趣旨にも関わるテーマである「テレビとYouTubeの違い」について、美術という観点から考察が導き出され.....
■番組概要
毎週木曜日...
Published 06/29/23
「SMAP×SMAP」などのバラエティー番組も担当されるようになった邨山さんは、"かっこいいだけでは駄目"な文化に戸惑いながらも実績を重ねられ、「ピカルの定理」では、アニメ制作の経歴を生かしてデザイナーでありながらキャラクター発案まで携わるように。そして後半では、"なぜ日本のテレビセットがどんどん派手で豪華なものへ進化していったのか"に関する考察へ発展。実際にそうした現場の「裏方」であった邨山さんによると、それは"ザッピング対策によるものではないか"とのこと。日本人は画面の内容ではなく"明るさ"に目が留まりやすい傾向にあり、業界では視聴者を引きつけるために「画面温度が低い」という用語まで用いられるようで、ある種の強迫観念的に付け足しをしていった結果として、使いもしないテニスラケットや、龍のオブジェといった意味不明な造作物が配置された、他のどの国とも異なる独自のセットが形作られたらしく.....
■番組概要
毎週木曜日...
Published 06/22/23
2006年フジテレビ入社、美術デザイナーとして「僕らの音楽」「SMAP×SMAP」などの音楽番組やバラエティ番組を担当され、近年では"アートディレクター"の立場として「東京2020パラリンピック閉会式」の企画にも携わられて現在42歳。テレビというメディアを視覚的な面から支えてきた「裏方」の、特殊な仕事を掘り下げていきます。学生時代は、彫刻とアニメについて学んでいたという邨山さん。興味本位で参加した就職説明会で、"想像力次第でどんなものでも作り上げられること"に感銘を受けて飛び込んだテレビの世界では、そうした経験が生きてくるものの、"変わった人ばかり"のディレクターたちの演出を汲みながら、現場での予想外の事態にも対応した「オリジナルなものづくり」を常にしなくてはならず、"異常な瞬発力"が鍛えられていくようで.....
■番組概要
毎週木曜日...
Published 06/15/23
今回は出版文化とその「裏方」である編集者について。太田出版元社長であり伝説の編集者 高瀬幸途。氏の関係者たちの証言をまとめた私家版の話題から、高瀬氏の3年間の空白期間、ビートたけしとの出会いと関係、その後の驚きの転身まで。そして菊池寛や蔦屋重三郎、見城徹などの大物出版人たちにまつわる数々の逸話から、売上が激減していくなか"紙の本は本当になくなるのか"を考えます。「人と人が出会いさえすれば、そのはずみで、本は生まれていくものなのではないか」---------- 最後は、講談社社員だったいとうせいこうしか知り得ない、昭和の芸能史に残る"フライデー編集部襲撃事件"の歴史的証言まで飛び出し.....
🐗二人が話していた高瀬幸途氏に関する本
『タカセがいた 異能の出版人 高瀬幸途 追想』(発行 中里雅子 編集 向井徹)
■番組概要
毎週木曜日 最新話配信
出演:いとうせいこう、九龍ジョー
作家:竹村武司
ディレクター:中内竜也
プロデューサー:井上陽介(テレビ東京コミュニケーションズ)、柳橋弘紀
※番組内の用語注釈
・01:57【高瀬幸途(たかせ...
Published 06/08/23
自由の利くネット配信とは異なり、"1秒=〇円"で成り立つ緊迫感のあるテレビの世界。そのなかで番組の時間管理をするタイムキーパーにとっては、むしろ"何が起こるか分からないということも含めて、ルーティーン(平常運転)であり、綺麗に終わりすぎてもつまらない"とのこと。CMなどの確実性の求められる部分やコンプライアンスとの狭間で、テレビの醍醐味でもある「ヒリヒリ感」「(石炭でいう)ガラ」をいかに残すか。なかば失われつつある、希少な職人仕事の実像に迫ります。デジタル化と機械化が進む時代は、テレビ撮影現場をどう変えるか.....
■番組概要
毎週木曜日 最新話配信
出演:いとうせいこう、九龍ジョー
作家:竹村武司
ディレクター:中内竜也
プロデューサー:井上陽介(テレビ東京コミュニケーションズ)、柳橋弘紀
※番組内の用語注釈
・01:37【スリラー】
1983年に発表されたマイケル・ジャクソンの楽曲。約14分にわたる大作のミュージックビデオが世界的にも有名。楽曲の収録された同名のスタジオ盤は累計売上約7000万枚と推定され、「歴史上最も売れたアルバム」とされている。
Published 06/01/23
ほとんど給料ももらえない厳しい徒弟制度的な世界で、タイムキーパーのキャリアを始められた橋本さん。番組進行の重責を負いながらCMの管理や放送の"時間割り"をしなくてはならない、非常にストレスフルな業務で磨かれた身体感覚は「ほとんどアスリートに近い」、一般の人とはやや異なるものであるとのこと。なかでも予定調和の通用しないボクシングなどのスポーツ中継や、映像の合成が必要なCGセットを用いた番組では、事故が起きないようにいつも凄まじく気を張り詰めて臨んできたようで....
■番組概要
毎週木曜日 最新話配信
出演:いとうせいこう、九龍ジョー
作家:竹村武司
ディレクター:中内竜也
プロデューサー:井上陽介(テレビ東京コミュニケーションズ)、柳橋弘紀
※番組内の用語注釈
・07:38【着信御礼!ケータイ大喜利】
2005年からNHKで生放送された視聴者投稿の大喜利番組。スタジオの背景はCGで作成、合成されていた。
Published 05/25/23
フリーランスの"タイムキーパー"として、「お笑いマンガ道場」「 チューボーですよ!」などのバラエティー、 ボクシング世界戦などのスポーツ中継、音楽番組のライブ中継などに携わってこられて、現在いとうせいこうと同じ御年62歳。 テレビ番組の撮影を「時間割り」や「テンポ感」から成り立たせる作り手として、ディレクターのすぐ隣りで"V出しの絶対権限を握る"、もはやディレクションに近い関与の仕方や、番組制作の最後の工程で発揮される特異なスタンスを掘り下げていきます。いとうは音楽専門の衛星放送「スペースシャワーTV」の開局時から親交があったものの、橋本さんがどういった業務をされているのか、実は長きに渡りなかなか分からなかったとのことで....
■番組概要
毎週木曜日...
Published 05/18/23
今回はテレビの世界における「芸人」の立ち位置について、業界黎明期から現代までの変遷を分析していきます。それまでの常識を覆しチャリティー番組の司会をいち早く引き受けた萩本欽一、上方の笑いを牽引していた絶頂期に突如芸能界を引退した上岡龍太郎ら、巨星たちが果たしてきた役割とは? そしてフリオチといった文脈がどんどん簡略化され、"TikTok化"していくテレビというメディアは、どういった未来を導くのか....
■番組概要
毎週木曜日...
Published 05/11/23
バラエティーの舞台裏を中心に掘り下げてきた#6#7の話を受け、今回はそうした"テレビ撮影技術の真髄"であるスポーツ中継にまつわる秘話が語られます。素早く飛んでいくボールを正確に映さなくてはならない野球中継、多い時では70~80台ものカメラを要するゴルフ中継、ルールや選手の特徴まで把握しないと成立しないサッカー中継。どれも結局は"スイッチャー"が取り仕切り、編集し、ディレクションしているということで、いとうと九龍の二人は「テレビを本当の意味で裏回ししているのはスイッチャーである」という結論に至る。そして後半では、今年定年を迎えられる業界の大ベテランである福元さんへ、番組趣旨にも関わる「YouTubeに対してテレビとはどういう存在か」という質問をぶつけ....
■番組概要
毎週木曜日 最新話配信
出演:いとうせいこう、九龍ジョー
作家:竹村武司
ディレクター:中内竜也
プロデューサー:井上陽介(テレビ東京コミュニケーションズ)、柳橋弘紀
協力:Amazon Music Studio...
Published 05/04/23
テレ朝系列で2004年から放送されている、民放で最も高視聴率の報道番組「報道ステーション」でもスイッチャーを担当されていた福元さん。当番組でキャスター古舘伊知郎がみせていた、"テレビ芸の極致"ともいうべき視聴者を引き付ける特異なテクニックや振る舞いは、現場のスタッフだった福元さんにとっても非常に印象に残っているとのこと。「報ステ」「朝生」などの伝説的な番組の数々にまつわる技術的な裏話から、"すべての芸人が参考とするべき"撮影スタッフの視点が次々に語られていきます。後半では、いとうせいこうがテレ朝の技術マンたちに脈々と引き継がれてきた特有の"イズム"を感じるという、最近のバラエティー番組にまで話題が発展し....
■番組概要
毎週木曜日 最新話配信
出演:いとうせいこう、九龍ジョー
作家:竹村武司
ディレクター:中内竜也
プロデューサー:井上陽介(テレビ東京コミュニケーションズ)、柳橋弘紀
協力:Amazon Music Studio...
Published 04/27/23
テレビ朝日技術局に所属し、「いきなり!黄金伝説。」などのバラエティー番組、「ニュースステーション」などの報道番組、その他スポーツ中継などに携わってこられて、現在御年59歳。#1~#3に登場いただいた関口さんのお弟子さんにあたり、技術職のなかでも"スイッチャー"という、裏側でカメラの割り振りを決める業務を担当されてきた福元さんは、いとうせいこうにとって"テレビの世界を支える、重要な下部構造の存在"に気づかせてくれた人物であるとのこと。書籍『職人ワザ!』でも彼を取り上げているいとうと九龍が、作り手と視聴者の両方の視点を組み合わせるスイッチャーの「どういう画を選ぶか」「生放送をどう成り立たせるか」、特殊な思考を掘り下げていきます。いとうはバラエティー番組でMCをしていた際、スイッチャーだった福元さんから、まるで"銃口を突きつけるような"スイッチングによって、なかば無理やりギャグを引っ張り出されたことがあるようで....
■番組概要
毎週木曜日...
Published 04/20/23
前半は九龍の紹介で実際にいとうが観に行った、神田連雀亭での立川吉笑の高座の感想から。ほぼベストネタ的な構成の見事な語り芸だったとのことで、特にいとうは、吉笑ほど若い落語家から"フラ(独特の何ともいえぬおかしみ)"を感じたことに自身との対比から着目。彼を長年ウォッチしてきた九龍とともに、"一番美味しい時期になった"今の吉笑の立ち位置の特異さ・面白さを語り合います。後半では、既に各所で散々レコメンドしてきたものの、今回も"取り上げないわけにはいかないほど才能がある"と思ったダウ90000のコントライブ「夜衝」の話題、そして九龍が"自分の時代の團十郎が生まれたんだ"という感慨を覚えた市川海老蔵の襲名披露公演、昨今の"トー横界隈"とも通じるものがあった岡田利規「桜姫東文章」まで話が発展。落語・お笑い・演劇・歌舞伎と、各所で大きな動きがあった演芸界のトピックを縦横無尽に掘り下げていき...
■番組概要
毎週木曜日...
Published 04/13/23
■#4 立川吉笑・渋谷コントセンター など
いとうせいこう×九龍ジョーでお届けする第4回。前半は九龍が"せいこうさんに紹介するとしたら、今が一番美味しい時期"になった人物である立川吉笑の話題から。異例の速さで二つ目まで昇進し、2022年には"落語界のM-1"であるNHK新人落語大賞で史上二人目の満点優勝をして、一躍シーンの寵児になった吉笑。"M-1""R-1"の時代に落語選んだ彼のキャリアの特異さや、立川流の真打ロードを順調に歩む彼のこれまでの道のりを、2020年に書籍「伝統芸能の革命児たち」でも取り上げ、長年にわたってウォッチしてきた九龍が解説します。業界に物議をかもした「現在落語論」や"擬古典"について、歌舞伎における"世界と趣向"の概念との対比などから読み解き、実際にいとうが公演を観にいく流れに。後半では、演劇とお笑いを融合させる取り組み「渋谷コントセンター」の話へ発展。九龍が目撃した"豪華な出演陣にも関わらず観客が10人ほどしかいない"状況に収集をつけるため、いとうがピンネタを披露した伝説のライブを振り返って...
■番組概要
毎週木曜日...
Published 04/06/23
■#3ゲスト:関口光男(元テレビ朝日)
前回に続き、元テレビ朝日の関口光男さんをゲストにお迎えしてお送りする最終回。「ミュージックステーション」の初代チーフカメラマンであった関口さん。"欽ちゃんに影響を受けすぎた"見事なフリ・オチから一転、ディレクターから言われた"きつい一言"や実は最も撮影の難しかったジャンルである演歌の話、"自分を突き詰めたすごいプロ"だと思った中森明菜の歌唱時の様子など、今回は歌番組の秘話が続々語られます。後半では関口さんが収録スタジオまで持ってこられた古文書のような当時の番組台本をきっかけに、スポーツ中継や毎回ドタバタだった向田邦子ドラマまで、現場の「裏方」しか知り得ないテレ朝のリアルな技術史が発掘され...
■番組概要
毎週木曜日...
Published 03/30/23
■#2 ゲスト:関口光男(元テレビ朝日)
前回に続き、元テレビ朝日の関口光男さんをゲストにお迎えしてお送りする第2回。1987年から40年近く放送されている長寿討論番組「朝まで生テレビ!」は、関口さん曰く"テレ朝技術マンの登竜門"であるとのこと。他のスポーツやバラエティーとは異なるディレクションの難しさや、出演者の癖を生かしきるための画角、手に汗握るアクシデント対応など、次々飛び出す"日本で最もテレビ的な技術を見せる生放送番組"の秘話に、終始うならされる二人。テレ朝の番組には「気持ちを撮ろうとする」独特なカメラワークを感じると言ういとうせいこうは、関口さんに日頃の疑問をぶつけ...
■番組概要
毎週木曜日...
Published 03/23/23