#102 カルメンのいない『カルメン』-ミカエラの巻
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カルメンのいない『カルメン』の3回目。 ホセの故郷のバスクから想いを寄せる許嫁ミカエラ。プロスペール・メリメの原作にはない、清らかで純朴、弱々しいのか、はたまたそれは見かけだけで芯のある強い性格なのか。演出家や歌手によって性格づけが異なるという不思議な存在です。 番組後半では、カバーとアンダースタディというオペラ公演には欠かせない役割について、中田先生自らの経験に基づいた説明に「なるほど!」と納得。 【出演】中田昌樹(指揮者)    【演奏】ジョルジュ・ビゼー作曲オペラ 『カルメン』 第三幕への間奏曲、ミカエラのアリア(第3幕)     中田昌樹/指揮 山陰フィルハーモニー管弦楽団/演奏 吉田珠代/ソプラノ 江澤隆行/ピアノ     イントロ&エンディング ドビュッシー『小さな黒人』 江澤隆行/ピアノ 【提供】笹川日仏財団 *このシリーズでホセを歌った後田翔平さんのソロリサイタルが、9月10日(日)14時より西条市総合文化会館にて上演されます。 ⁠http://sogobunka.com/jigyo/4911⁠
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前回に続いてモーリス・ラヴェル作曲『マ・メール・ロワ』をお届けします。 『ラ・ヴァルス』や『高雅で感傷的なワルツ』と同様、拍子がはっきりとはわからないように、楽器や和声、音程の使い方を工夫しながら、拍子の輪郭を歪めたり、角を丸くしたりするような書法で作曲されています。そのため、空気がふわっと動くような浮遊感を感じられる印象の曲となっています。 中田昌樹さんの⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠Facebook⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠では番組内の内容をさらに視覚的にも拡めています。ぜひご覧ください。  【出演】中田昌樹...
Published 05/31/24
シャルル・ペローが民間伝承を詩の形でまとめた昔話を題材に、モーリス・ラヴェルが作曲した『マ・メール・ロワ』をお届けします。 もともとゴデブスキ夫妻の二人の子供たちのためにかかれたのはピアノの連弾曲ですが、今回はラヴェル本人が管弦楽組曲にアレンジした版をご紹介します。 番組後半では、この曲にまつわるキリル・コンドラシンとの思い出も語られます。 中田昌樹さんの⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠Facebook⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠では番組内の内容をさらに視覚的にも拡めています。ぜひご覧ください。  【出演】中田昌樹...
Published 05/24/24