Description
フランシス・プーランク作曲のオーボエ、ファゴットとピアノのための『三重奏曲』の第三楽章です。
オーボエとファゴットという、お互いとても特徴的な音色の楽器で奏でられる旋律線が絡み合う中、巧みに寄り添うピアノは、曲全体を縁取るような絵画的な曲想が感じられます。このダブルリードの楽器で、このように軽やかさを出すのは至難の業なのですが、これを可能としているのは、フランス語ならではの口の動きや舌の鋭敏さ、話す言葉の速さなども関連しているのではないでしょうか。
これぞ軽妙洒脱としか言いようのないこの第三楽章をご堪能ください。
中田昌樹さんのFacebookでは番組内の内容をさらに視覚的にも拡めています。ぜひご覧ください。
【出演】中田昌樹(指揮者)
【演奏】フランシス・プーランク作曲 オーボエ、ファゴットとピアノのための『三重奏曲』第三楽章
オリヴィエ・ドリーズ(オーボエ)/ローラン・ルフェーヴル(ファゴット)/アレクサンドル・タロー(ピアノ)
イントロ&エンディング ドビュッシー『小さな黒人』 江澤隆行/ピアノ
【提供】笹川日仏財団