多様性、分断…。「わからない」世界で立ち止まる 鷲田清一さんとの「哲学晩酌」3/18 (by小国記者、鈴木記者)
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今回のテーマは、「わからなさ」と「多様性」と「分断」。2月21日夕刊「特集ワイド」に小国記者が書いた鷲田清一さんのロングインタビュー記事をもとに、2人で語り合います。 鷲田さんは日本に初めて「哲学カフェ」運動を導入した哲学者です。近年、盛んに「多様性の時代」と言われるけれど、鷲田さんは「今の『多様性』はアパルトヘイトだ」と言います。「わからなさ」とどう向き合うか、「多様性」は相互隔離につながり、社会はますます「分断」されるのか…。鷲田さんの言葉をめぐって、小国記者と鈴木記者が「哲学カフェ」ならぬ「哲学ポッドキャスト」(?)を繰り広げます。 毎日新聞の記者がお送りするポッドキャスト「今夜、BluePostで」。月曜日は、オピニオン編集部の小国綾子記者と鈴木英生記者がお届けします。識者インタビューやコラムを担当していて、記事を書くたびにうんうん悩む2人が、そんな思いをリスナーのみなさんと分かち合います。 放送のご感想・ご意見は、X(旧ツイッター)にハッシュタグ「#ブルーポスト」を付けてどんどんお寄せください。こちらの投稿フォームからも受け付けています→https://entry.mainichi.jp/app/podcast-mainsurvey/ ■出演者小国綾子記者:https://mainichi.jp/reporter/oguniayako/鈴木英生記者:https://mainichi.jp/reporter/suzukihideo/ ■関連リンク・記事<特集ワイド>鷲田清一さんと「哲学カフェ」 「わからなさ」に耐えよ 「多様性」が生む「分断」 考えること、あきらめないhttps://mainichi.jp/articles/20240221/dde/012/040/009000c   ■月曜日の本棚「志縁のおんな もろさわようことわたしたち」 著:河原千春https://ichiyosha.jimdofree.com/%E5%A5%B3%E6%80%A7-%E5%8C%BB%E7%99%82/%E5%BF%97%E7%B8%81%E3%81%AE%E3%81%8A%E3%82%93%E3%81%AA/ See omnystudio.com/listener for privacy information.
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太平洋戦争末期の沖縄戦から79年を迎えます。日本軍の組織的戦闘が終結したとされる6月23日は犠牲者を追悼する「慰霊の日」で、沖縄は鎮魂の祈りに包まれます。 そんな6月は2回に分けて沖縄戦がどのようなものだったかを2人の取材経験から紹介します。 前編の今回は、佐藤部長が那覇支局での記者時代に取材した沖縄戦体験者の話から、県民の4人に1人が犠牲になったとされる激しい地上戦の実相に迫ります。  ※写真は佐藤部長が2015年に取材した沖縄戦体験者の神谷洋子さん。「慰霊の日」は多くの人たちが平和祈念公園にある「平和の礎」に刻銘された犠牲者に「会いに行く」。 番組への感想もお待ちしています。応募...
Published 06/12/24
今回もノンフィクションライター、石戸諭さんをお招きし、3人で語り合いました。かつて毎日新聞記者だった石戸さんが、元同僚の小国、鈴木両記者の記事を読み、何を思ったかを明かします。旧統一教会から始まり、NYのゴスペル取材、依存症と回復、コロナ禍で見いだしたオンラインと身体性など、テーマは飛びに飛びますが、通奏低音として流れるのは「宗教とどう向き合うか」のようなこと。 恒例の「火曜日の本棚」では、ゲストの石戸さんの著書『ルポ 百田尚樹現象 :愛国ポピュリズムの現在地』と『東京ルポルタージュ...
Published 06/11/24