第八帖「花宴」燃え上がる危険な恋は事件の予兆
Listen now
Description
光源氏は20歳。春らんまんの2月20日すぎ、内裏で紫宸殿の桜の宴がとり行われ、光源氏は漢詩や舞に際立った才を見せて讃嘆されます。宴の後、ほろ酔い加減の彼は弘徽殿(こきでん)に忍び込み、暗がりの中「朧月夜に似るものぞなき」と口づさみながらやってきた女君をとらえて、そのまま一夜の契りをかわします‥■【この番組は‥】紫式部の研究者・山本淳子先生の解説と、舞台朗読などで活躍されている斉藤ゆおりさんの原文朗読でお伝えする、源氏物語を知るためのポッドキャストです。源氏物語の雅(みやび)な世界観とストーリーを堪能できます。令和6年のNHK大河「光る君へ」の主人公は紫式部。ドラマの予習にも最適です。■山本淳子‥京都先端科学大学教授。専門は平安時代の文化・文学と社会。2007年に一般書としては初の著書『源氏物語の時代』でサントリー学芸賞受賞。紫式部の作品を政治的な文脈という視点で分析している。■斉藤ゆおり‥日本大学芸術学部在学中に故高橋博師にアナウンスを、故西澤實師に朗読の教えを受ける。定例公演のほか、音楽や伝統芸能とのコラボレーションなど、様々なイベントや舞台で朗読を行っている。■ICT総合企業として創造活動を支援する「もの」づくりから「こと」づくりまで事業を拡大サードウェーブグループhttps://info.twave.co.jp/■古典の日推進委員会とは‥古典の日推進委員会は、源氏物語千年紀委員会を承継し「古典の日宣言」の趣旨に沿った事業を展開するため設立され、「古典の日」の普及啓発活動を行っています。11月1日は古典の日です。(ウェブサイトへのリンク)■日本伝統文化交流協会とは‥日頃中々接することの出来ない限りなく上質な文化・演芸・音楽など幅広いジャンルで皆様の身近にお届けする機会を提供して参ります。また同時に芸術家、演者、アーティストの方々の発展支援に貢献出来る運営を目指しております。(公式サイトへのリンク)■番組のフォロー、評価をお願いします!■産経Podcast おすすめの歴史番組①『戦後史開封』戦後日本の政治史、外交史、エンタメ・服飾芸能史など様々な出来事を再取材、現代の観点で再構成するドキュメンタリー番組。・Spotifyで聴く(リンク)・ApplePodcastで聴く(リンク)・Amazon Musicで聴く(リンク)②『歴史の真相―本当はこうだった』学校の授業だけでは分からない歴史の暗部。現代を生きる我々の想像を超える出来事が潜んでいました。歴史上の転換点や人物について、史実を掘り起こしていきます。・Spotifyで聴く(リンク)・ApplePodcastで聴く(リンク)・Amazon Musicで聴く(リンク)■番組SNSでは最新情報をお届け・X(旧Twitter) ■産経Podcast 公式ウェブサイト・https://sankeipodcast.com/■産経Podcastとは。新聞紙面では伝えきれない情報を、産経新聞社の記者陣が厳選。ニュース解説、ドキュメンタリー、歴史、エンタメ、インタビューなどオリジナル音声コンテンツをお楽しみください。 ■アンケートフォームはこちら(リンク) See omnystudio.com/listener for privacy information.
More Episodes
第十帖の賢木の巻は、光源氏23歳の秋に始まります。晩秋、光源氏は、六条御息所が伊勢下向を前に、潔斎のために娘の斎宮と共に籠っている「野宮」を訪れました。二人は長年の愛執を振り返り、涙で和歌を詠み合い、別れました。その冬、桐壷院が崩御しました。世はすっかり兄・朱雀帝の母である弘徽殿大后と、その父である右大臣一派の牛耳るところとなり、光源氏や左大臣は不遇な立場に追いやられました‥■【この番組は‥】紫式部の研究者・山本淳子先生の解説と、舞台朗読などで活躍されている斉藤由織さんの原文朗読でお伝えする、源氏物語を知るためのポッドキャストです。源氏物語の雅(みやび)な世界観とストーリーを堪能できます...
Published 05/31/24
前回、葵上は結婚十年にして男子を出産し、左大臣家は喜びに湧きました。光源氏も一安心するとともに、それまでは人形のように端正だった葵の上が出産によって見せた弱弱しさに、初めて心を惹かれます。しかし、出産の数日後、葵の上はまたも物の怪に取りつかれ、ついに亡くなってしまいます。光源氏は激しい喪失感に苛まれ、悲しみますが、それは彼ら夫婦の冷やかだった仲を知る周囲が不思議がるほどでした‥■【この番組は‥】紫式部の研究者・山本淳子先生の解説と、舞台朗読などで活躍されている斉藤由織さんの原文朗読でお伝えする、源氏物語を知るためのポッドキャストです。源氏物語の雅(みやび)な世界観とストーリーを堪能できま...
Published 05/01/24