第2回(2):浅島 誠「発生生物学からみた生命科学」
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生体情報システムとネットワークづくり 多細胞生物では、多くの細胞同士の応答や相互作用を適切に行うことでシステムを維持している。発生においては、生物の情報伝達ネットワークそのものが動的に変化し、各段階をシステムとして総合的に理解する必要がある。ポストゲノム時代の、極めて多数の因子の働きを同時に検出・解析できる今、生物の形作りはシステムとして見出すことができる。その例として、Notchシグナルによるアクチビンシグナルpathwayへの調節機構や、Wntシグナルの初期発生における役割、中胚葉および中胚葉組織を誘導するノーダルなどについて紹介する。
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ウイルス感染の原理 ウイルスは、ヒトなどの宿主に感染し、はじめて増殖が可能となる。このようなウイルスと宿主は必然的に自然生態系を形成し、共に進化してきた。両者の関係は調べれば調べる程絶妙であることが分かる。ウイルス感染現象の分子レベルの解析は、生命科学領域に新たな課題を提出し続けている。また、次々と登場する新たなウイルスに人類は対応していかねばならない。ひたすらウイルスを知り、ウイルスに学ぶ姿勢が大切である。
Published 12/16/06
ウイルス感染の原理 ウイルスは、ヒトなどの宿主に感染し、はじめて増殖が可能となる。このようなウイルスと宿主は必然的に自然生態系を形成し、共に進化してきた。両者の関係は調べれば調べる程絶妙であることが分かる。ウイルス感染現象の分子レベルの解析は、生命科学領域に新たな課題を提出し続けている。また、次々と登場する新たなウイルスに人類は対応していかねばならない。ひたすらウイルスを知り、ウイルスに学ぶ姿勢が大切である。
Published 12/16/06